ゴールデンウィークの三日間連続興行「談春 浅草の会 〜真打昇進予行演習〜」もいよいよ楽日。
昨日、一昨日は15時開場、16時開演だったけど、今日は12時開場、13時開演。思わぬところにワナが、、、
と思っていたら、最初のご挨拶のところで談春師匠もおっしゃってました。
一番売れてる日のハズなのに一番空席が目立ってる14時半から15時に来て呆然とする人がいるんじゃないか、小春志聴きに来てみたらもう終わってるんじゃないか。と。
もしかしたらそんな方もいらっしゃったのかもしれません。
私は幸い最終確認で、ヤバイヤバイ。と気づいたのでセーフでしたが。
ということでやってきました浅草公会堂。
浅草と言えば、東京メトロ銀座線、または、都営地下鉄浅草線の浅草駅が基本かと想いますが、そこからだと雷門から浅草寺まで分ほぼ歩かなければいけないのでかなり遠く感じます。
また、浅草寺の参拝の様子が見える場所に住んでいる友達からは、コロナ開けで最近、銀座線乗り切れないことがある。なんて話を聞いてて、人混み苦手な私としてはそれは避けたいな。と。
そこで、秋葉原から出ているつくばエキスプレスに乗れば、始発、空いてる、そして、A1出口から比較的短距離道なり1本で上の写真の場所に行ける。ってことで、去年、今年とほぼつくばエキスプレスを利用しました。結果、正解だったと思います。
昨日、帰りは友達が居たので帰り、都営浅草線から浅草橋乗り換え、中央・総武線各駅停車で新宿まで行ったんですが、駅までが遠いこと、遠いこと、、、
今日も開演15分前ぐらいに到着し、手首での検温、もぎりをして入場。
今日は2階席だったので、階段を登るすがらに見たホッピー通り、つくばエキスプレス浅草駅方面を覗きみたところ。思ったよりも空いてる感じ。
今日は通路側でもなかったため、あまり早く着席してしまうと窮屈でエコノミー症候群になりかねないので、フロア的に4階の喫煙スペースもある休憩スペースで、トイレ行ったり、息を整えたり、水分補給したりで時間をつぶしました。
右側は浅草寺の五重の塔、左奥の細いのは花やしきのスペースショット?
今日は2階席の左寄り、通路から2番目の席でした。
席から見える景色はこんな感じ。でも、思ったほど遠くに感じないのは勾配のついた2階席だからかと。
ご挨拶
今日は13時過ぎてから二番太鼓が鳴って、暗転してから幕が開いてのご挨拶。
(※なお、以下の言葉・文章は、私のうろ覚えの解釈&意訳です。本人の言葉そのまま、その意図かどうかは確かではありませんのでご注意ください)
談春師匠曰く、二人ともいちばん気が抜けてる日。から始まりました。
確かに、初日は二つ目こはるの最後の日、中日の昨日はリアル真打小春志昇進の日、ってことで緊張するわな。と。
続けて前述の一番売れてる日なのに一番空席のある日と。あまり回り見渡さなかったんですが、そうだったんですかね、、、
令和5年5月5日にこはるが真打に昇進し小春志となりました。この日を選んだのは小春志で私が決めた訳ではありません。
との件のあと、やっぱり気になっていたのか10年前のいきさつについて再確認。
春:7年前仕事(の打ち上げ)の帰りのタクシーの中で、真打昇進しないの?って言ったらお前なんて言ったっけ?
こ:えっ(&数秒の間)
春:なる気ないんだ、じゃぁいいや。ってことで以後真打昇進の話はしなくなったけど、あのときなんで「ありがとうございます」って即答しなかったの?その言葉聞きたくて、言いたくて修行してきたんじゃないの?なんで?
こ:ワナかと思って
春:なんで?
こ:ありがとうございます。と言ったら、すぐに「じゃぁ、いつなるんだ?」「パーティーはどうするんだ」と矢継ぎ早に訊かれることになるだろうけれども、当時はその心構えもなく回答案もない状況だったので、言葉詰まったら「じゃぁ、なる気がないんだな」、また、まだ。と言っても「じゃぁ、なる気はないんだな」と言われると思って」
春:そんな目で見られていたんだ。ふぅん。
こ:「あのとき、ありがとうございます。と言ってたら今よりひどい状況だったと思います」
春:今よりひどい?じゃぁ、今、ひどいのか?まぁ、でも、思ったよりも考えているんだねぇ
17年間このやりとりがされていたのかと思うと、しびれますね、、、
小春志ご挨拶。
こ:令和5年5月5日に真打に昇進し、立川こはる改メ立川小春志となりました。師匠ならびにみなさまのおかげです。
こ:手売りでのチケットが買える最後のチャンスです。
春:そうなの?特典は?
こ:ぴあよりも安く買えます。
春:えっ?ぴあとかで4000円のチケット買うといくらかかんの?
客:4600円ぐらいになる。全部で
春:そうなの???、、、よろしくお願いしますm(_ _)m
お見立て(小春志)
談春師匠をお手本にしているはず。
なまりのひどい田舎者、薄情な花魁、右往左往する若い衆のやりとりがバカバカしくて楽しいですね。
桑名船(談春)
とりあえず「薄情な女出来るんだな。見てるようで見てないんだねぇ」とポロッと言ったあとすぐ噺に。
旅における当時の船での過ごし方について。
ぐるっとひと回り乗客のお国自慢のあと、ぐるっと地元の歌・民謡を歌い合い。酒も入ってやんや。やんや。
鮫講釈とも言われるけど、談春師匠は桑名船。
講談部分は話し方、盛り上げ方、やっぱい凄いね、、、
今日は時間があったのか仲入りは20分
百年目(談春)
堅いと思っていた大店(おおだな)の番頭さんが実はしっかり遊びもしてたんだけど、花見に行ってハメを外して遊んでいたら旦那にバッタリ。という噺。
最後の旦那と番頭さんのやりとりの部分で、のれん分けする部分の件。
ネタ出ししたときから考えていたのか、最近になって思うところがあって考えたのか。
旦那の番頭に対する想い、考え方が、談春師匠から見たこはる=小春志に向けての言葉、考え方だと感じさせてくれる。
高座では、噺家の人生がさらけ出る。そんな印象が強く残る件でした。
出せるのも演れるのもやっぱすげぇ。
最後。
披露興行のチケット売り切れも出てるみたいです。が、祝いの場なのでゲストに関係なく起こしください。
6月11日小田原で演りますチケット売れてないので来てください。明日から2ヶ月ぐらいどうする家康にチョコチョコでます。
と矢継ぎ早に言って、今日は小春志は披露興行の本番のときに。ということで呼ばずに一人で三本締め。
「小春志のための予行演習って言ってたけど、自分の予行だったな」が最後の最後でボソッと出てきて印象に残りました、、、
帰り、演目の写真を撮ったあと、後ろ振り返ると小春志さんが真打昇進披露興行のチケットの販売をしてて、見てみると、三三師匠、喬太郎師匠、さだまさしさん、志の輔師匠、一之輔師匠、鶴瓶師匠の回のチケットが売り切れ表示されてました。
それらのチケットは何枚発売されるのかわからないけど、
- 先行予約:6月8日11:00〜12日23:59
- プリセール:6月13日19:00〜17日23:59
- 一般発売:6月18日〜
のタイミングで入手することになりそうです。
有楽町朝日ホールの座席数は、Aタイプで616席、朝日名人会タイプで714席。
2月の段階では各回200枚をこはる改メ小春志さんが確保&手売りしていました。
今回はスタッフも結構居たのでプラスアルファの発売もしていたんでしょうか?
満席で真打昇進披露興行が行われますように(-人-)
では、今回はこの辺で。