[macos-release-info]
【更新】2018年12月24日。公式サイトに日本語情報が掲載されていたため差し替えました。
2018年4月25日。macOS High Sierra(10.13.4)のセキュリティアップデート2018-001がリリースされました。早速インストールしましたよ。
セキュリティアップデート2018-001 アップデートすべき?待つべき?
今回リリースされたセキュリティアップデート2018-001。アップデートすべきか待つべきか、、、、
ズバリ、アップデートすべきです!
今回のアップデートは管理者権限を奪ったり、入力時のなりすましを防ぐための更新です!
macOS High Sierra 10.13.4の方はアップデートしておきましょう!
セキュリティアップデート2018-001の更新内容
公式サイトの情報「About the security content of Security Update 2018-001」よよるとアップデートした内容はCrash Reporter(CVE-2018-4206)とカーネル(CVE-2018-8897)とLinkPresentation(CVE-2018-4187)の3件。
セキュリティアップデート 2018-001
2018 年 4 月 24 日リリース
Crash Reporter
- 対象 OS:macOS High Sierra 10.13.4
- 影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。
- 説明:エラー処理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
- CVE-2018-4206:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
- 対象 OS:macOS High Sierra 10.13.4
- 影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
- 説明:状況によって、一部のオペレーティングシステムでは、所定の命令の後に、Intel アーキテクチャのデバッグ例外が予期されていなかったり、適切に処理されなかったりする場合があります。この問題は、文書化されていない、命令の副作用が原因だと考えられます。攻撃者がこの例外処理を悪用し、リング 0 へのアクセスを取得し、重要なメモリにアクセスしたり、オペレーティングシステムプロセスを制御したりする可能性があります。
- CVE-2018-8897:Andy Lutomirski 氏、Everdox Tech LLC の Nick Peterson 氏 (linkedin.com/in/everdox)
- 2018 年 5 月 8 日に追加
LinkPresentation
- 対象 OS:macOS High Sierra 10.13.4
- 影響:悪意を持って作成されたテキストメッセージを処理すると、UI を偽装される可能性がある。
- 説明:URL の処理に、偽装の脆弱性がありました。入力検証を強化し、この脆弱性に対処しました。
- CVE-2018-4187:Tencent Security Platform Department の Zhiyang Zeng 氏 (@Wester)、Roman Mueller 氏 (@faker_)
セキュリティアップデート 2018-001 をインストールすると、Safari がバージョン 11.1 (13605.1.33.1.4) にアップデートされます。
Mac にインストールされている Safari のバージョンは、以下の手順で確認してください。
- Safari を開きます。
- 「Safari」>「Safari について」の順に選択します。
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公開日:
権限昇格とURL入力部分に不正なテキストを入れてだますスプーフィングの問題への対応です。
Security Update 2018-001のアップデート手順
Security Update 2018-001のアップデート手順は次のとおりです。
1.「App Store」アイコンをクリックする。
2.アップデートをクリックする。
3.ソフトウェア・アップデートに「セキュリティアップデート 2018-001」が表示されるので右の「アップデート」ボタンをクリックする。
4.確認画面で「ダウンロードして再起動」をクリックする。
5.自動的にソフトウェアのダウンロード、インストール、再起動が実施される。