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iOS 13.7(17H35)リリース。Appをダウンロードしなくても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用を選択することが可能に。アップデートすべきか否か、更新内容、時間、更新後の不具合の有無についてご紹介

[ios-release-info]

【更新】2020年9月3日。iOS 13.7の新機能、Appをダウンロードしなくても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用が可能になった部分についての記述を追記しました。「iOS 13.7新機能:アプリなしで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用が可能に」をご確認ください。

2020年9月2日。前回のリリースから20日。iOS 13.7(17H35)がリリースされました。2番目の数字が変更されるメジャーアップデートですが、COVID-19接触通知システム対応と、その他パグ修正が含まれています。今回はセキュリティ問題(CVE)への対応は含まれません。

iOS 13.7にアップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、所要時間、更新後不具合などについて記載しています。

また、同日にiPad用のOSもiPadOS 13.7がリリースされています。対象iPadをお持ちの方は合わせてご確認ください。

目次

iOS 13.7 アップデートすべき?待つべき?

iOS 13.6.1がリリースされてから20日。今回は2番目の数字が変更されるメジャーリリースです。

とはいうものの、新機能としては、

  • Appをダウンロードしなくても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用ができるように

というもののみであったり、

バグ修正の詳細は不明だったり、

セキュリティ問題(CVE)への対応は含まれてなかったり、、、

あまりモチベーションが上がらない内容です。

とりあえず、

  • iPhoneの調子が悪いのをiOSアップデートで直るか確認してみたいチャレンジャーな方
  • 新型コロナウイルス感染症接触通知システムへの対応をしたい方
  • 最新版を追い続けている方
  • iPadをiPadOS 13.7にアップデートした方

についてはアップデートをオススメします。

が、それ以外の方は無理に更新しなくてもいいんじゃないかと

iOS 13.7 アップデート後の不具合について

2020年9月2日16:30現在、手元にあるiOS 13.6.1のiPhone 11 Pro MaxをiOS 13.7にアップデートしましたが、

  • 文鎮化する
  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す

などの不具合は発生しませんでした。

その他、不具合については気づいたら更新します。

iOS 13.7 サイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて

今回のiOS 13.7のリリースに伴い、手持ちのiOS 13.6.1のiPhone 11 Pro Maxのアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。

機種 更新前
バージョン
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
iPhone 11
Pro Max
iOS 13.6.1
(17G80)
160.4MB 20分 7分
※1
13分 iOS 13.7
(17H35)

※1:Wi-Fiを使用

アップデートする際には、

  • 最低30分、できれば1時間以上iPhoneを使用しなくて済む時間
  • 最低20%充電されていること
  • 電源に接続された環境
  • 安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートをしてください。

iOS 13.7の更新内容について

iPhone上ではソフトウェア・アップデートで次の画面が表示されます。

iOS 13.6.1のiPhone 11 Pro MaxではiOS 13.7のサイズは160.4MBでした。

[alert title=”注意”]サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。[/alert]

「詳しい情報」をタップすると詳細を確認できます。

が、iOS 13リリース時の情報が表示されてました…次からの画像は無視してください。

公式サイトの「iOS 13 のアップデートについて」の「iOS 13.7」には、

  • Appをダウンロードしなくても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用を選択することが可能に
  • その他のバグの修正

とだけ書かれています。こちらが正しいと思われます。

iOS 13.7 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Appleセキュリティアップデート」を確認すると、今回のiOS 13.7ではセキュリティ問題(CVE)への対応は含まれていないようです。

 

iOS 13.7 更新手順

[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「iOS 13.6」となっていること、サイズを確認し【ダウンロードしてインストール】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.パスコードを入力します’]

[/tl][tl title=’5.ソフトウェアのダウンロードが開始されます’]

アップデートが要求され、、、

アップデートファイルがダウンロードされ、、、

ファイルが展開準備されます。

[/tl][tl title=’6.ダウンロードが完了したら【今すぐインストール】をタップします’]

[/tl][tl title=’7.インストール、再起動が自動的に行われます’]

[/tl][tl title=’8.待ち受け画面が表示されます’]

待ち受け画面に「iPhoneはiOS 13.7にアップデートされました」と表示されます。

待ち受け画面が表示されればアップデートは完了しています。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

iOS13.7 にアップデートされたことの確認手順

ソフトウェア・アップデートでの確認

[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「iOS 13.7 お使いのソフトウェアは最新です」と表示されることを確認します’]

[/tl][tl][/tl][/timeline]

情報画面での確認手順

[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【情報】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「システムバージョン」に「13.7」と表示されることを確認します’]

「13.7」をタップするとバージョン詳細が表示されるので「13.7 (17H35)」と表示されることを確認します。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

iOS 13.7新機能:アプリなしで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用が可能に

以前はCOCOAなどのアプリが必要でしたが、iOS 13.7から表示んで接触通知システムの利用が可能となり、アプリとの同時利用も可能となりました。

が、結論から言うと現時点では各国・州・地域のアプリが必要です。

今回は、ベースとなる接触通知の機能をiPhoneの標準機能として搭載しました。というのが実情。

どんな状態か見てみます。

利用は【設定】アプリ→【接触通知】から行います。

「接触通知」画面が表示されます。

「接触通知」の中では、アプリを利用しなくても、iPhone自身で接触ログ記録が保存され、確認できるようになっていることがわかります。

が、今回はAppleが標準でベースとなる機能を提供しただけで、その機能を対象の国や地域で利用できるようにするには、対象の地域や国のシステムにアクセスする仕組みが必要となるようです。

そのため、現時点では日本ではCOCOAが必要となります。

使用する国、地域を複数利用できるようになっています。

国または地域を選択できます。

日本を選択すると、、、

日本用のアプリとしてCOCOAが必要なこと、また、インストールされていることがわかります。

Appleのあるアメリカ合衆国を選択してみると、、、

さらに州を選択できるようになっています。

例えば、Appleのあるカリフォルニアを選択してみると、、、

カリフォルニア州では接触通知システムが利用できないようです。

では、大騒ぎになったニューヨークはどうでしょう?

ニューヨークでは New York State Dept of Health による接触通知システムがあり、対応したアプリをApp Storeからダウンロードできるようになっています。

実査にApp Storeに飛んでみると日本のApp StoreではCOCOAしか取り扱っておらず、New York State Dept of Health対応のアプリはダウンロードできませんでした。

とは言え、接触通知のベースとなる機能はiPhone本体に持つようになったため、今後、接触通知のシステムが共通化されるなどの対応が行われれば、アプリなしで対応できるようになるかもしれません。

今回はそのベースができたことを喜びましょう。

[sanko href=”https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2009/02/news051.html” title=”iPhoneのOSアップデート13.7で新型コロナ接触通知システム標準搭載 COCOAアプリのダウンロードなしで – ITmedia NEWS” site=”ITmedia NEWS” target=”_blank” rel=”nofollow”]

[sanko href=”https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20200902-00196314/” title=”iPhone、iOS 13.7から新型コロナ接触通知機能搭載。ただし日本はCOCOA必要(修正アリ)(篠原修司) – 個人 – Yahoo!ニュース” site=”Yahoo!ニュース 個人” target=”_blank” rel=”nofollow”]

[sanko href=”https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/08659/” title=”iOS 13.7提供開始、新型コロナ通知標準搭載も日本ではCOCOAが必須 | 日経クロステック(xTECH)” site=”日経クロステック(xTECH)” target=”_blank” rel=”nofollow”]

おわりに

セキュリティアップデートであった前回のiOS 13.6.1のリリースから20日で今回のメジャーリリース。

本来、9月下旬にiOS 14がリリースされる予定だったのが、COVID-19の影響で遅延したため、急遽iOS 13.7のリリースが決定したのでしょうか…

「詳しい情報」はiOS 13リリース時のものでした…焦ってたのかもしれません。

今回はメジャーリリースと言ってもほとんどCOVID-19対応に特化したリリースだと認識しています。

ベースは準備したから、あとは各国・州・地域の当局でよろしくやってね。みたいな感覚 いなめませんが、うまくいけばグローバルに接触通知が可能になるかもしれません。

そこに期待したいところです。

で、もどってみると、今月iOS 13.7がリリースされたってことは、iOS 14は来月になるんでしょうかね、、、

引き続きウォッチしていきます。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
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インターネットビジネス、ブログ運営、iOSプログラミングなど、学ぶことが大好き。
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