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iOS 14.3(18C66)リリース。23件の機能追加改善、11件のバグ修正、11件のセキュリティ問題(CVE)への対応を含むメジャーリリース。アップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、時間、更新後不具合の有無についてご紹介

[ios-release-info]

2020年12月15日。前回のマイナーアップデートから25日。iOS 14.3(18C66)がリリースされました。

Apple Fitness+やAirPods Maxへの対応ならびにApple ProRAWが利用可能となるメジャーアップデートです。

 

iOS 14.3にアップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、所要時間、更新後不具合などについてご紹介しています。

また、同日にiPad用のiPadOS 14.3、Apple Watch用のwatchOS 7.2、Mac用のmacOS Big Sur 11.1、AppleTV用のtvOS 14.3もリリースされてますので、対応機種をお持ちの方は合わせてご確認ください。

[alert title=”注意”]なお、対象機種を持っていないため未確認ですが、iOS 14.3と同時に

  • iOS 12.5 (iPad Air 第1世代、iPad mini 2/3、iPhone 5s、6/6 Plus、iPod touch 第6世代)

がリリースされているようです。

対象機種をお持ちの方はご確認ください。

目次

iOS 14.3 アップデートすべき?待つべき?

iOS 14.3がリリースされてから25日。今回はバージョンを示す番号の2番目の数字が1つ上がったので、メジャーアップデートとなります。

iOS 14 のアップデートについて」の「iOS 14.3」を見ると、Apple Fitness+およびAirPods Maxへの対応と、iPhone 12 ProシリーズでApple ProRAWが利用になるほか、その他も含めて9つのカテゴリで23件の機能追加が含まれます。

また、11件のバグ修正が含まれます。

iOS 14.2で言われているバッテリーの消費が早い件については記載されていませんが、改善されていると嬉しいですね…

Appleセキュリティアップデート」で「iOS 14.3およびiPadOS 14.3」を見てると、iOS 14.3には11件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれていることを確認できます。

ということで、今回、iOS 14.3にアップデートしても良いのは次の方です。

  • iPhone 12 Pro / 12 Pro Maxを持っている方
  • 新機能を試してみたい方
  • セキュリティ意識の高い方

今回はメジャーアップデートということで、新機能の追加も含まれていることから、次の方はとりあえず2週間は様子を見てください。

  • 慎重派の方
  • 問題が起きた時に対応できない方
  • 仕事で専用サイト、アプリを利用されている方

iOS 14未満の方はアプリがiOS 14以降に対応していることを確認してからアップデートをご検討ください。

 

iOS 14.3 アップデート後の不具合について

2020年12月15日09:30現在、手元にあるiOS 14.2.1のiPhone 12 Pro MaxをiOS 14.3にアップデートしましたが、

  • 文鎮化する
  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す

などの不具合は発生しませんでした。

その他、不具合については気づいたら更新します。

 

iOS 14.2.1 サイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて

今回のiOS 14.3のリリースに伴い、手持ちのiOS 14.2.1のiPhone 12 Pro Maxのアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。

# 機種 更新前
バージョン
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
1 iPhone 12
Pro Max
iOS 14.2.1
(18B121)
593MB 17分 9分
※1
8分 iOS 14.3
(18C66)

※1:Wi-Fiを使用

アップデートする際には、

  • 最低30分、できれば60分以上iPhoneを使用しなくて済む時間
  • 最低20%充電されていること
  • 電源に接続された環境
  • 安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートをしてください。

iOS 14.3 の更新内容について

iPhone上では【ソフトウェア・アップデート】画面で次のように表示されます。

iOS 14.2.1のiPhone 12 Pro Maxでのサイズは593MBでした。

[alert title=”注意”]サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。[/alert]

「詳しい情報」をタップすると更新内容の詳細を確認できます。

相変わらずの文字の小ささ。開発者の人は何とも思ってないんですかね…

[memo title=”MEMO”]公式サイトの「iOS 14 のアップデートについて」の「iOS 14.3」にも記載されています。[/memo]

iOS 14 のアップデートについて」の「iOS 14.3」を見ると、Apple Fitness+およびAirPods Maxへの対応と、iPhone 12 ProシリーズでApple ProRAWが利用になるほか、その他も含めて次のカテゴリで23件の機能追加が含まれます。

  • Apple Fitness+(5件)
  • AirPods Max(6件)
  • 写真(4件)
  • プライバシー(1件)
  • TV App(3件)
  • App Clip(1件)
  • ヘルスケア(1件)
  • 天気(2件)※日本は対象外
  • Safari(1件)

また、11件のバグ修正が含まれます。

バグ修正としては、

  • 一部のMMSが受信出来ない問題
  • 対応補聴器でオーディオを聴くと音質が悪い問題
  • iPhone 12 miniでロック画面が反応しない問題

に対応しており、特にiPhone 12 miniは使用感を大きく損なう不具合にソフトウェアで対応しています。

[memo title=”MEMO”]iOS 14のビジュアル的な紹介は「iOS 14 – Apple (日本)」や「iOS 14で利用できる新機能。」をご確認ください。[/memo]

iOS 14.3 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Appleセキュリティアップデート」で「iOS 14.3およびiPadOS 14.3」を見ると、iOS 14.3には11件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれていることを確認できます。

# カテゴリ 件数 CVE番号 iPhone
対象機種
iPod touch
対象機種
1 App Store 1件 CVE-2020-29613 iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代
2 CoreAudio 1件 CVE-2020-27948 iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代
3 FontParser 3件 CVE-2020-27946
CVE-2020-27943
CVE-2020-27944
iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代
4 ImageIO 4件 CVE-2020-29617
CVE-2020-29619
CVE-2020-29618
CVE-2020-29611
iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代
5 Security 1件 CVE-2020-27951 iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代
6 WebRTC 1件 CVE-2020-15969 iPhone
6s以降
iPod touch
第7世代

 

iOS 14.3 への更新手順

[open title=’展開すると更新手順を確認できます’]
[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「iOS 14.3」となっていること、サイズを確認し【ダウンロードしてインストール】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.パスコードを入力します’]

[/tl][tl title=’5.ソフトウェアのダウンロードが開始されます’]

アップデートが要求され、、、

アップデートファイルがダウンロードされ、、、

アップデートファイルが展開準備されます。

[/tl][tl title=’6.ダウンロードが完了したら【今すぐインストール】をタップします’]

[/tl][tl title=’7.インストール、再起動が自動的に行われます’]

[/tl][tl title=’8.待ち受け画面が表示されます’]

[memo title=”MEMO”]待ち受け画面に「ソフトウェア・アップデート iPhoneはiOS 14.3にアップデートされました」と表示される場合があります。[/memo]

ホーム画面が表示されればアップデートは完了しています。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

[/open]

iOS 14.3 にアップデートされたことの確認手順

[open title=’展開すると【ソフトウェア・アップデート】での確認方法がわかります’]

ソフトウェア・アップデートでの確認

[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「iOS 14.3 お使いのソフトウェアは最新です」と表示されることを確認します’]

[/tl][tl][/tl][/timeline]

[/open]

 

[open title=’展開すると【情報】画面での確認方法がわかります’]

情報画面での確認手順

[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します’]

[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします’]

[/tl][tl title=’3.【情報】をタップします’]

[/tl][tl title=’4.「システムバージョン」に「14.3」と表示されることを確認します’]

「14.3」をタップするとバージョン詳細が表示されるので「14.3 (18C66)」と表示されることを確認します。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

[/open]

 

カメラアプリの機能追加

iOS 14.3ではiPhone 12 Pro / 12 Pro Maxにおいて、Apple ProRAWへの対応と25fpsビデオへの対応が含まれます。

Apple ProRAWの追加

【設定】アプリ→【カメラ】→【フォーマット】の「写真撮影」に「Apple ProRAW」が追加されています。

 

Apple ProRAWを有効にしてカメラアプリを起動すると右上に「RAW」マークが追加されます。

RAWマークをタップするか、画面上部中央の「∧」をタップして画面下に表示されるRAWをタップするとApple ProRAWのオン / オフを切り替えることができます。

LiveフォトとProRAWは同時に選択できません。どちらかのみを有効にできます。

【設定】アプリ→【カメラ】→【設定を保持】に「Apple ProRAW」が追加されており、設定の保存するか否かについて選択できます。

25fpsビデオへの対応

【設定】アプリ→【カメラ】→【ビデオ撮影】に「PALフォーマットを表示」が追加されており、PALフォーマットを表示をスライドしてオンにすると「1080p HD/25 fps (PAL)」「4K/25 fps (PAL)」が追加されています。

PALフォーマットについては、日本ではまず使うことはないと思います。

 

おわりに

前回のマイナーアップデートから25日。

Apple ProRAWが選択できるようになり、ようやくiPhone 12 Proの性能を発揮できそうです。

Apple Fitness+については、まだ、確認できてないので、面白そうであれば追記していきたいと思います。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
Apple製品、電子小物など、新しいものが大好き。
インターネットビジネス、ブログ運営、iOSプログラミングなど、学ぶことが大好き。
グルメ、旅行、映画鑑賞、音楽鑑賞など、楽しむコトが大好き♪
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