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iOS 15.1(19B74)リリース。SharePlayなど11件の新機能・機能改善、6件の問題修正、22件のセキュリティ問題に対応したメジャーアップデート。アップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、時間、更新後不具合の有無についてご紹介

2021年10月26日。iOS 15.1(19B74)がリリースされました。 11件の新機能・機能改善と6件の問題の修正、ならびに 22件のセキュリティ問題(CVE)への対応したメジャーアップデートです。

M1 Pro / M1 Maxを用いたMacBook Pro提供開始と合わせてリリースされたmacOS Monteryと同時リリースとなります。

実際に手持ちのiPhoneをアップデートした結果を踏まえて、iOS 15.1にアップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、所要時間、更新後不具合などについてご紹介します。

また、同日にiPad用のiPadOS 15.1、Apple Watch用のwatchOS 8.1、Mac用のmacOS Monterey 12.0.1もリリースされています。対象機器をお持ちの方は合わせてご確認ください。

メモ

2021年10月27日、iOS 14シリーズ利用者向けのセキュリティアップデートiOS 14.8.1がリリースされています。

iOS 14.8.1には12件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれています。

詳しくは「iOS 14 のアップデートについて」「iOS 14.8.1 および iPadOS 14.8.1 のセキュリティコンテンツについて」をご確認ください。

目次

iOS 15.1 アップデートすべき?待つべき?

iOS 15.0.2がリリースされてから2週間。同日リリースのmacOS Montereyを活かすためのメジャーアップデートです。

iOS 15 のアップデートについて」の「iOS 15.1」を見ると、 6の機能・アプリで11件の新機能・機能改善と6件の問題の修正が含まれているのがわかります。

また、「Appleセキュリティアップデート」で「iOS 15.1 および iPadOS 15.1」を見ると、 15のカテゴリで22件のセキュリティ問題(CVE)に対応しているのがわかります。

上記を踏まえiOS 15.1にアップデートしても良いのは次の方です。

  • macOS Montereyにアップデートされた方、新しいMacBook Proを利用開始された方
  • SharePlay(FaceTimeでのApple TV/Music/その他対応アプリ複数人同時視聴・利用)を使いたい方
  • iPhone 13 Pro / Pro Maxを利用している方
  • その他新機能を使いたい方
  • 修正される問題に直面している方
  • セキュリティ意識の高い方
  • 常に最新版を利用したい方
  • チャレンジャーな方
  • 不具合が発生した場合に自分で対処出来る方

アップデートをしばらく控えた方が良いのは次の方です。

  • 慎重派の方
  • 問題が起きた時に対応できない方
  • 仕事で専用サイト、アプリを利用されている方
  • 会社がiPhone管理をしている方

今回はメジャーリリースのため、新機能を中心に不具合が発生する可能性があり、その対応のため2週間前後で次のアップデートがリリースされる可能性があります。

なので、落ち着くまで最低2週間ぐらいは待っても良いと考えています。

仕事、会社でiPhoneを利用している方は、管理アプリでバージョンアップが出来ないように制限されている場合があります。

iOSのバージョンアップ制限されていない場合でも、最低限使用しているアプリを中心に、iOS 15にアップデートしても良いと言われるまでは更新しないようにしてください。

iOS 15.1 アップデート後の不具合について

2021年10月30日12:45現在、手元にあるiOS 15.0.2のiPhone 12 Pro MaxをiOS 15.1にアップデートしましたが、

  • 文鎮化する
  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す

などの不具合は発生していません。

その他、不具合については気づいたら更新します。

iOS 15.1 のサイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて

今回のiOS 15.1のリリースに伴い、手持ちのiOS 15.0.2のiPhone 12 Pro Maxのアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。

スクロールできます
#機種更新前
バージョン
サイズ全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
1iPhone 12
Pro Max
iOS 15.0.2
(19A404)
531.4MB86分66分
※1
20分iOS 15.1
(19B74)
※1:格安SIM利用モバイルルーター経由のWi-FIを使用

アップデートする際には、

  • 最低90分、できれば120分以上iPhoneを使用しなくて済む時間
  • 最低20%の充電
  • 電源に接続された環境
  • 安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートしてください。

メモ

特にストレージの空き容量が少ない場合、時間がかかる傾向があります。 ストレージの空き容量が少ない場合には画像や音楽などのデータを削除する、アプリを削除する等の対応をご検討ください。

iOS 15.1 の更新内容について

iPhone上では【ソフトウェア・アップデート】画面で次のように表示されます。

注意

サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。

iOS 15.0.2のiPhone 12 Pro Maxでは1.41GBでした。

「詳しい情報」をタップするとこのアップデートのについての詳細が表示されます。

iOS 15 のアップデートについて」の「iOS 15.1」も同様の記述となっています。

iOS 15.1には6の機能・アプリで11件の新機能・機能改善と6件の問題の修正が含まれています。

新機能・機能改善の概要は次のとおり。

  1. SharePlay(5件)
  2. カメラ(2件)※iPhone 13 Proシリーズのみ
  3. Appleウォレット(1件)
  4. 翻訳(1件)※台湾向け
  5. ホーム(1件)
  6. ショートカット(1件)

問題の修正は次のとおり。

  • “写真” Appで、写真やビデオを読み込む際に誤って“十分な空き領域がありません”と報告されることがある問題
  • “天気” Appで、現在地の現在の気温が表示されないことやアニメートされた背景のカラーが正しく表示されないことがある問題
  • 画面をロックしたときにAppからのオーディオ再生が一時停止することがある問題
  • 複数のパスでVoiceOverを使用しているときに“ウォレット”が予期せず終了することがある問題
  • 利用可能なWi-Fiネットワークが検出されないことがある問題
  • 時間の経過に伴うバッテリー容量の推定を改善するために、iPhone 12モデルでバッテリーアルゴリズムをアップデート
メモ

iOS 15のビジュアル的な紹介は「iOS 15 – Apple (日本)」や「iOS 15で利用できる新機能」をご確認ください。

iOS 15.1 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Appleセキュリティアップデート」で「iOS 15.1 および iPadOS 15.1」を見ると、iOS 15.1には14のカテゴリで20件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれています。

#カテゴリ件数CVE番号iPhone
対象機種
iPod touch
対象機種
1Audio1CVE-2021-309076s以降第7世代
2ColorSync1CVE-2021-309176s以降第7世代
3Continuity Camera1CVE-2021-309036s以降第7世代
4CoreAudio1CVE-2021-309056s以降第7世代
5CoreGraphics1CVE-2021-309196s以降第7世代
6FileProvider1CVE-2021-308816s以降第7世代
7GPU Drivers1CVE-2021-30900
CVE-2021-30914
6s以降 第7世代
8iCloud1CVE-2021-309066s以降第7世代
9Image Processing1CVE-2021-308946s以降第7世代
10Kernel3CVE-2021-30886
CVE-2021-30909
CVE-2021-30916
6s以降第7世代
11Model I/O2CVE-2021-30910
CVE-2021-30911
6s以降第7世代
12Siri1CVE-2021-308756s以降第7世代
13UIKit1CVE-2021-309156s以降第7世代
14Voice Control1CVE-2021-309026s以降第7世代
15WebKit4CVE-2021-30887
CVE-2021-30888
CVE-2021-30889
CVE-2021-30890
6s以降第7世代

iOS 15.1 への更新手順

iOS 15.1 にアップデートされたことの確認手順

ソフトウェア・アップデートでの確認

情報画面での確認手順

おわりに

10/19週にリリースされるかと思っていたんですが、実際のMacBook Proの提供が開始される10/26のリリースとなりました。

macOS Montereyがいきなり12.0.1とのリリースとなったことから重大な問題への緊急対応があったのかもしれません。

ミー文字と同じく日本ではあまり使っている人が多くないと思われるFaceTimeでのApple TV/Music/その他対応アプリのシェア機能SharePlayはそんなに大きな影響はないかと思います。

が、iPhone 13 Pro / Pro Maxの真の機能を発揮するためにはアップデートが必須だと考えています。

15カテゴリで22件ものセキュリティ問題(CVE)が含まれているとのことで、セキュリティ意識の高い方もアップデートをオススメします。

その他、不具合など見つけた際には更新します。

macOS Montereyのリリース&それに対応するiOSのリリースがされたことで、ようやく今年のベースOSが出揃った形となります。

現段階でまだ利用可能となっていないUniversal Controlなどもあるので、これからがますます楽しみです。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
Apple製品、電子小物など、新しいものが大好き。
インターネットビジネス、ブログ運営、iOSプログラミングなど、学ぶことが大好き。
グルメ、旅行、映画鑑賞、音楽鑑賞など、楽しむコトが大好き♪
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