[ios-release-info]
- 【追記】2019年9月5日。iOS12.4.1に更新後、アプリやブラウザでアクセス時、通信に失敗する現象の頻度が高くなっていることを「iiOS 12.4.1 アップデート後の不具合の発生の有無について」に記載しました。
- 【追記】2019年8月31日。9.7インチiPad Proの更新情報を追記しました。
2019年8月27日。iPhone/iPadのiOSの最新版iOS 12.4.1がリリースされました。重要なセキュリティおよび安定性のアップデートとなっていますが、具体的にはJailbreak対策のようです。
この記事では、アップデートすべき否か、更新内容、サイズ、所要時間、アップデート後の不具合の有無など、筆者でぐっちが調査&実機アップデートした内容を紹介します。
また、最近のお約束であるMacについてもmacOS Mojave 10.14.6追加アップデート、Apple WatchについてもwatchOS 5.3.1が同日リリースされました。
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62858″ title=”macOS Mojave 10.14.6追加アップデート(18G95)リリース。3件の問題、1件のセキュリティ問題に対応。アップデートすべき?待つべき?内容・サイズ・所要時間は?アップデート後の不具合は?” site=”de-gucci.com” target=”_blank”]
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62875″ title=”watchOS 5.3.1 リリース。重要なセキュリティアップデートが含まれすべてのユーザに推奨!iOSをアップデートしたらwatchOSも忘れずに!” site=”de-gucci.com” target=”_blank”]
合わせてアップデート内容を確認し、更新についてご検討ください。
iOS 12.4.1 アップデートすべき?待つべき?
iOS12.4.1は、3番目の数字が追加される=メンテナンスアップデートの位置づけとなる更新です。
具体的な内容についてはセキュリティコンテンツに1件だけ記載されていますが、悪意あるプログラムかシステム権限で実行されてしまう問題への対処となっています。
「iOS 12.4.1」が正式リリース!重要なセキュリティおよび安定性のアップデート(gori.me)では、海外のメディアでiOS12.3でふさがれたはずの脆弱性(ぜいじゃくせい)への対応が、iOS12.4で復活してしまい、再びJailbreakが可能になったため、その対処と見られているとのこと。
なるほどー。と納得です。
以上の内容から、iOS12.4.1へのアップデートをオススメする方は次のとおり。
- iOS 12.4にアップデート済の方
- セキュリティ問題への意識の高い方
- 最新版を使いたい方
逆にiOS12.4.1へのアップデートを待った方が良い方は次のとおり。
- iOS 12.3台以下のiOSを利用している方
- 慎重派の方
iOS12.4まで上げていれば、ほとんど問題ないとは思いますが、慎重派の方は1~2週間ぐらい不具合がないか様子を見てからアップデートするようにしてください。
iOS12.3以下の方については、来月にはiOS13のリリースも見えていますので、アプリの互換性情報などを調べてからアップデートしてください。
iOS 12.4.1 アップデート後の不具合の発生の有無について
2019年9月5日。なんとなく、インターネットのサイトへの1回目のアクセスで接続に失敗することがあるような気がしてきました。
Safari。
マガポケ。
LINE。
Facebookアプリ内のブラウザ
すべて、リロードすると表示されるんですが、1回目の接続に失敗することがあるみたいだという…
まだ、自分の端末(iPhone XS Max)の問題なのか、iOSの問題なのかが絞りきれていませんが…
様子見を続けます。
その他については下記のとおりで変わりません。
2019年8月27日14:00現在、iPhone XS MaxをiOS12.4.1にアップデートしましたが、
- 文鎮になる(起動しない)
- 再起動を繰り返す
- 通信できない
等の不具合は発生していません。
- Safari
- メール
- LINE
- 写真
- カメラ
- Annotate
- SLPRO X
等を利用しましたが、気づくような不具合は発生していません。
何か不具合を見つけた場合には更新します。
iOS 12.4.1 サイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて
今回のiOS 12.4.1のリリースに伴い、手持ちのiPhone XS Maxのアップデートを実施しました。
アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。
機種 | 更新前 バージョン |
サイズ | 全体 所要時間 |
ダウンロード 所要時間 |
インストール 所要時間 |
更新後 バージョン |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone XS Max | iOS12.4 | 101.9MB | 22分 | 13分※1 | 9分 | 12.4.1 16G102 |
9.7インチiPad Pro | iOS12.4 | 70.1MB | 10分 | 3分※2 | 7分 | 12.4.1 16G102 |
※1:モバイルルーターを使用
アップデートする際には、
- 最低30分、できれば1時間以上iPhone/iPadを使用しなくて済む時間
- 電源に接続された環境
- 安定したWi-Fi環境
を確保した上でアップデートをしてください。
iOS12.4.1 更新内容
iOS12.4.1の更新内容については公式サイト「iOS 12 のアップデートについて」の「iOS 12.4.1」には次のように書かれています。
iOS 12.4.1
iOS 12.4.1には重要なセキュリティおよび安定性のアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222
具体的なバグ修正などの情報は記載されていません。
2019年8月27日13:30現在セキュリティコンテンツ「Apple セキュリティアップデート」については日本語の情報がないため、英語の情報「About the security content of iOS 12.4.1」を紹介します。
対応しているのは1件です。
iOS 12.4.1
Released August 26, 2019
Kernel
- Available for: iPhone 5s and later, iPad Air and later, and iPod touch 6th generation
- Impact: A malicious application may be able to execute arbitrary code with system privileges
- Description: A use after free issue was addressed with improved memory management.
- CVE-2019-8605: Ned Williamson working with Google Project Zero
Additional recognition
Kernel
- We would like to acknowledge @Pwn20wnd for their assistance.
Information about products not manufactured by Apple, or independent websites not controlled or tested by Apple, is provided without recommendation or endorsement. Apple assumes no responsibility with regard to the selection, performance, or use of third-party websites or products. Apple makes no representations regarding third-party website accuracy or reliability. Risks are inherent in the use of the Internet. Contact the vendor for additional information. Other company and product names may be trademarks of their respective owners.
公開日:
日本語にすると
- 悪意のあるアプリケーションがシステム権限で任意のコードを実行できる可能性があります
となります。
実際にはiOS12.3で対策されたはずの問題が、iOS12.4で復活してしまいJailbreakが可能になってしまったので、再度対応したようです。
iOS12.4.1更新手順
iOSの更新は
- iPhone本体のみを利用したOTA(Over-The-Air)更新
- iTunesからの更新
の2通りがあります。
シンプルさではiPhone本体のみで出来るOTA更新に分があります。
が、iTunes経由だとiPhoneの中身をフルバックアップでき、起動出来ないなど万一の際の復旧時間を最小化できるというメリットがあります。
どちらを選択するかは好みですが、慎重派の方はiTunes経由でバックアップしてからのiOS12.4.1への更新をオススメします。
iOS 12.4.1への更新手順(iPhoneのみOTAによる更新)
[timeline][tl title=’1.【設定】アプリを起動します。’]
[/tl][tl title=’2.【一般】をタップします。’]
[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします。’]
[/tl][tl title=’4.「iOS12.4.1」と表示されていること、アップデートのサイズを確認します。’]
[/tl][tl title=’5.【ダウンロードとインストール】をタップします。’]
[/tl][tl title=’6.パスコードを入力します。’]
[/tl][tl title=’7.アップデートファイルがiPhoneにダウンロードされます。’]
[/tl][tl title=’8.【今すぐインストール】をタップします。’]
[/tl][tl title=’9.iPhoneへのアップデートのインストールが開始され、何回か再起動が行われます。’]
[/tl][tl title=’10.しばらくすると「iPhoneはiOS12.4.1にアップデートされました」のメッセージと共にログイン画面が表示されます。’]
[/tl][tl title=’以上でiOS12.4.1への更新は完了しています。’]
[/tl][/timeline]
iOS12.4.1に更新されたことの確認手順
前述のメッセージ+ログイン画面か表示された時点でiOS12.4.1への更新は完了していますが、ちゃんと確認するには次の手順で確認します。
[timeline][tl title=’1.iPhoneにログインします。’]
[/tl][tl title=’2.【設定】アプリをタップし起動します。’]
[/tl][tl title=’3.【一般】をタップします。’]
[/tl][tl title=’4.【ソフトウェア・アップデート】をタップします。’]
[/tl][tl title=’5.「iOS 12.4.1 このソフトウェアは最新です。」と表示されることを確認します。’]
[/tl][tl title=’6.画面右上の【一般】をタップします。’]
[/tl][tl title=’7.【情報】をタップします。’]
[/tl][tl title=’8.「バージョン」が「12.4.1」であること、また、「12.4.1」をタップすると「12.4.1 (16G102)」と表示されることを確認します。’]
[/tl][tl title=’以上で確認は終了です。’]
[/tl][/timeline]
おわりに
来月にはiOS13がリリースされる予定ですが、Jailbreakされるリスクを減らすために事前に穴を塞いでおこう。というのが今回の目的のように思います。
iOS12.4リリースの記事のおわりに「重大な新機能の問題やセキュリティ問題が発生しなければ、iOS12.4.1などマイナーアップデートも出ない可能性もあります。」と書きました。
が、残念ながら悪意あるプログラムが実行される危険性があるという、重大な問題が見つかってしまったため、今回iOS12.4.1がリリースされたと認識しています。
iOS12.4の方はiOS12.4.1にアップデートしておきましょう。
今ところ大きな不具合には出会っていませんが更新ありましたら追記します。
では、今回はこの辺で。