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iPadOS 15(19A346)リリース。81件の新機能、7件の機能改善、21件のセキュリティ問題(CVE)に対応した年に1度のシステムアップグレード。更新すべきか否か、サイズ、更新内容、時間、更新後不具合の有無についてご紹介

2021年9月21日。iPadOS 15(19A346)がリリースされました。前回のリリースから1週間。新しいiPad miniの登場を前に既存のiPadを更新する年に1度のシステムアップグレードです。

iPadOS 15は、18カテゴリで81件の新機能、その他7件の機能と改善、15カテゴリで21件のセキュリティ問題(CVE)に対応しています。

実際にM1 iPad Proのアップグレードした結果を元に、iPadOS 15に更新すべきか否か、サイズ、更新内容、所要時間、更新後不具合などを紹介します。

同日にiPhone用のiOS 15、Apple Watch用のwatchOS 8がリリースされています。該当機器をお持ちの方は合わせてご確認ください。

目次

iPadOS 15 にアップグレードすべき?待つべき?

前回のアップデートがリリースされてから1週間。iPadOS 14.8からiPadOS 15へと、1番目の数字が変更されるシステムアップグレードとなります。

iPadOS 15では

  • 18カテゴリで81件の新機能
  • その他7件の機能と改善
  • 15カテゴリで21件のセキュリティ問題(CVE)への対応

が含まれています。

今回特徴的なのは必ずしもiPadOS 15にアップグレードする必要はなく、iPadOS 14のセキュリティアップデートを適用し続けるという選択肢もあること。

上記より、今回のアップグレードをしてもよいのは、

  • iPadOS 15の新機能を使いたい方
  • セキュリティ意識の高い方
  • 最新版を利用したい方
  • チャレンジャーな方

です。

  • iPadを会社業務で使っている方
  • iPadで利用しているアプリが利用できないと困る方
  • ゲームを利用している方
  • アプリのデータ損失が発生すると困る方
  • 心配性な方

については、利用しているアプリがiPadOS 15に対応するまではアップデートを控えてください。

  • 慎重派の方
  • 不具合が発生した場合、自分で対応出来ない方

は、通常2週間以内にアップグレード後の細かな修正が含まれたアップデートがリリースされる可能性が高いため、まずは1ヶ月様子見することをオススメします。

逆に個人で普通に利用している方で手間をかけたくない方は「ソフトウェア・アップデート」の「自動アップデート」をオンにしてしまうというのもアリかと思います。

iPadOS 15 にアップデート後の不具合について

2021年9月23日12:30現在、手元にあるiPad Pro M1 2021をiPadOS 15にアップデートしましたが、

  • 文鎮化する
  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す

などの不具合は発生していません。

その他の不具合については気づいたら更新します。

iPadOS 15 のサイズとアップデート所要時間、更新後のバージョンについて

今回のiPadOS 15のリリースに伴い、手持ちのiPadOS 14.8のiPad Pro M1 2021のアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間は、iPadの機種、アップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが、筆者の環境では次のとおりです。

スクロールできます
#更新
機種
更新前
バージョン
更新
サイズ
全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
1iPad Pro
M1 2021
iPadOS 14.8
(18H17)
2.9GB36分16分
※1
20分iPadOS 15.0
(19A346)

アップデートする際には、

  • 最低45分、できれば90分以上iPadを使用しなくて済む時間
  • 最低20%充電されていること
  • 電源に接続された環境
  • 安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートをしてください。

iPadOS 15 の更新内容について

iPad上では【ソフトウェア・アップデート】画面で次のように表示されます。

注意

サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。

iPadOS 14.8のM1 iPad ProのiPadOS 15のサイズは2.9GBでした。

「詳しい情報」をタップするとiPadOS 15の修正内容の詳細を確認できます。

iPadOS 15 のアップデートについて」の「iPadOS 15」にも同様の内容が記載されており、18カテゴリで81件の新機能、その他に7件の機能と改善が含まれています。

#カテゴリ件数
1マルチタスキング5件
2ウィジェット5件
3Appライブラリ3件
4クイックメモとメモ6件
5FaceTime6件
6メッセージとミー文字4件
7集中モード5件
8通知3件
9マップ5件
10Safari4件
11翻訳6件
12テキスト認識表示2件
13Spotlight3件
14写真5件
15Siri4件
16プライバシー2件
17iCloud+5件
18アクセシビリティ8件
その他の機能と改善7件
メモ

iPadOS 15 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Appleセキュリティアップデート」の「iOS 15 および PadOS 15」をタップすると、iPadOS 15では最大15のカテゴリで21件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれていることが確認できます。

スクロールできます
#カテゴリ件数CVE番号iPad Pro
対象機種
iPad Air
対象機種
iPad
対象機種
iPad mini
対象機種
1Accessory Manager1CVE-2021-30837すべてのモデルAir 2以降第5世代以降mini 4以降
2AppleMobileFileIntegrity1CVE-2021-30811 すべてのモデルAir 2以降第5世代以降mini 4以降
3Apple Neural Engine1CVE-2021-30838第3世代以降Air 2以降第5世代以降第5世代
4CoreML1CVE-2021-30825すべてのモデルAir 2以降第5世代以降mini 4以降
5Face ID1CVE-2021-3086311インチ
第3世代
6FontParser3CVE-2021-30841
CVE-2021-30842
CVE-2021-30843
すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
7ImageIO2CVE-2021-30835
CVE-2021-30847
すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
8Kernel1CVE-2021-30857 すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
9libexpat1CVE-2013-0340 すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
10Model I/O1CVE-2021-30819 すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
11Preferences2CVE-2021-30855
CVE-2021-30854
すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
12Siri1CVE-2021-30815 すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
13Telephony1CVE-2021-3082612.9インチAir 2第5世代mini 4
14WebKitCVE-2021-30846
CVE-2021-30848
CVE-2021-30849
CVE-2021-30851
すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降
15Wi-Fi1CVE-2021-30810 すべてのモデル Air 2以降 第5世代以降 mini 4以降

iPadOS 15 への更新手順

iPadOS 15 にアップデートされたことの確認手順

ソフトウェア・アップデートでの確認

情報画面での確認手順

おわりに

予想どおり、前回のアップデートから1週間でのシステムアップグレードのリリースとなりました。

次の1年のベースとなるOSの登場です。

メモ

実際にアップグレートしてみると、ロック画面解除してすぐに、iPhoneでも見られるようになったウィジェットがホーム画面に表示されていたり、

ホーム画面を右から左にスワイプしてみるとAppライブラリが表示されたりと変化に気づけます。

iPadならではのマルチタスキングの機能などいろいろ試してみたいと思います。

面白そうな新機能や、その他、不具合や追加情報などありましたら追記していきます。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
Apple製品、電子小物など、新しいものが大好き。
インターネットビジネス、ブログ運営、iOSプログラミングなど、学ぶことが大好き。
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