[macos-release-info]
- 【追記】2019年8月31日。Macbook Retina, 12-inch, Early 2016の更新情報を追加しました。
2019年8月27日。macOS Mojaveの最新版macOS Mojave 10.14.6追加アップデートがリリースされました。調査&実機アップデートしましたので、更新内容、サイズ、所要時間、アップデートすべきか否か、更新後の不具合有無について紹介します。
同時にiOS12.4.1、watchOS5.3.1もリリースされています。詳細については次の記事を参照ください。
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62841″ title=”iOS12.4.1リリース。重要なセキュリティおよび安定性のアップデート。アップデートすべき?待つべき?内容・サイズ・所要時間は?アップデート後の不具合は?” site=”de-gucci.com”]
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62875″ title=”watchOS 5.3.1 リリース。重要なセキュリティアップデートが含まれすべてのユーザに推奨!iOSをアップデートしたらwatchOSも忘れずに!” site=”de-gucci.com” target=”_blank”]
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 更新すべき?待つべき?
今回のリリースは10.14.6というバージョンはそのままで、Macの安定性、パフォーマンス、セキュリティを改善する追加アップデート(英語だとSupplemental Release)の位置づけとなります。
更新内容を具体的に見てみると、
- スリープ中にシステムが終了する問題
- 大きなファイルを扱うとパフォーマンスが低下する問題
- KeynoteやiMovieなど純正アプリをアップデートできない問題
など、結構重大な問題じゃないか?という不具合に対応しています。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 更新しても良い方
今回は追加アップデートの位置づけであることから、macOS Mojave 10.14.6追加アップデートに更新しても良い方は次のとおりです。
- 当該の不具合に直面している方
- macOS Mojave 10.14.6の方
- 最新版を利用したい方
基本的には更新しても問題ないと認識しています。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 更新を待った方が良い方
逆にmacOS Mojave 10.14.6追加アップデートへの更新を待った方が良い方は次のとおりです。
- macOS Mojave 10.14.5以前の方
- 慎重派の方
慎重派の方は1~2週間程度様子を見てから更新について再度検討ください。
macOS Mojave 10.14.5以前の方は、アプリの互換性なども注意する必要があるかと思いますので、慎重に。
でも、来月には次のmacOSであるmacOS Catalina(10.15)がリリースされる見込みとなっており、32ビットアプリが利用できなくなる見込みです。
Mac&iPhoneの性能を最大限に活用したいのであれば、今のうちから代替アプリを探して試してみるなど検討を始めた方が良いかと考えます。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 更新後の不具合の有無について
2019年8月28日15:30現在、
- MacBook Retina Early 2015
- MacBook Pro 13-inch 2016 Two Thunderbolt 3 ports
の2台にmacOS Mojave 10.14.6追加アップデートをインストールしましたが、
- 起動しない
- 再起動を繰り返す
- 通信できない
などの不具合は発生していません。
何か不具合を見つけた場合には更新します。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート サイズ、更新所要時間は?
macOS Mojave 10.14.6追加アップデートのサイズ、更新所要時間は次のとおりです。
機種 | サイズ | 全体 所要時間 |
ダウンロード 所要時間 |
インストール 所要時間 |
---|---|---|---|---|
Macbook Retina, 12-inch, Early 2015 | 1.25GB | 45分 | 31分 ※1 |
14分 |
Macbook Pro, 13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports | 1.25GB | 32分 | 10分 ※2 |
22分 |
Macbook Retina, 12-inch, Early 2016 | 1.25GB | 22分 | 3分 ※3 |
19分 |
※1:モバイルルーター利用
※2:有線LAN(Apple純正USB-Ethernetアダプタ)利用
※3:無線LAN(801.11ac、上流はSoftbank光)利用
TimeMachineによるバックアップを行う場合にはプラスαの時間を確保してください。
Macbookに関しては、
- 安定・高速なWi-FI接続、または、有線LAN
- 電源
環境を整えた上で作業することを強く推奨します。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 修正内容について
Appleの公式サイト「macOS Mojave のアップデートの新機能」には次のように記載されています。
macOS 10.14.6
このアップデートの内容は以下の通りです。
- Apple News+ の「My Magazines」セクションで、ダウンロードした記事をオンラインでもオフラインでも読めるようになりました。
- 新聞も含め、すべての刊行物を Apple News+ の「News+」フィードの上部にあるカタログに追加できます。
- Apple News+ で「History」>「Clear」>「Clear All」の順に選択し、ダウンロード済みの雑誌の記事を消去できるようになりました。
- Fusion Drive を搭載した iMac や Mac mini で新しい Boot Camp パーティションを作成できない問題に対処しました。
- 再起動中にハングする場合がありましたが、この問題が解決しました。
- スリープ解除時にグラフィックスの問題が発生することがありましたが、この問題が解決しました。
- Mac mini でフルスクリーンのビデオが黒く表示される場合がありましたが、この問題を修正しました。
- SMB によるファイル共有の信頼性が向上しました。
法人のお客様向けの修正点:
- ファイル共有接続が途切れることがありましたが、この問題に対処しました。
- LUN セクタサイズが 1K 以上のボリュームにアクセスする際の Xsan クライアントの互換性が向上しました。
また、アップデート時に表示された詳しい情報を紹介します。
詳しい情報に書かれている、
- 特定のMacノートブックがスリープ中にシステム終了することがある問題を解消
- 非常に大きなファイルを扱う際にパフォーマンスが低下することがある問題を修正
- Pages、Keynote、Numbers、iMovie、およびGarageBandをアップデートてきないことがある問題を解消
のいずれも結構問題な気がします。
更新した方が良いと考えます。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート セキュリティコンテンツについて
macOS Mojave 10.14.6追加アップデートでは1件のセキュリティ対応を実施しています。
2019年8月27日16:00現在、公式サイト「Apple セキュリティアップデート」にはmacOS 10.14.6追加アップデートに関する日本語の情報が記載されていません。
そのため、英語版の「About the security content of macOS Mojave 10.14.6 Supplemental Update」の内容を確認します。
macOS Mojave 10.14.6 Supplemental Update
Released August 26, 2019
Kernel
- Available for: macOS Mojave 10.14.6
- Impact: A malicious application may be able to execute arbitrary code with system privileges
- Description: A use after free issue was addressed with improved memory management.
- CVE-2019-8605: Ned Williamson working with Google Project Zero
Additional recognition
Kernel
- We would like to acknowledge @Pwn20wnd for their assistance.
Installing macOS Mojave 10.14.6 Supplemental Update updates the build number of macOS to 18G95. This build contains the security content described in this article. If you updated to macOS Mojave 10.14.6 and your macOS build is not 18G95, make sure you also install the Supplemental Update.
Learn how to find the macOS version and build number on your Mac.
Learn how to update the software on your Mac.
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公開日:
日本語にすると、
- 悪意のあるアプリケーションがシステム権限で任意のコードを実行できる可能性があります
という内容で、これはiOS12.4.1と同じ内容になっています。
iOS12.4.1ではJailbreak出来てしまう問題への対処と見られるようですが、Macだとウイルス感染する可能性がある。と言ってもよいでしょう。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート インストール手順
macOS Mojave 10.14.6追加アップデートのインストール手順は次のとおりです。
[timeline][tl title=’1.【システム環境設定】アイコンをクリックし起動します。’]
[/tl][tl title=’2.【ソフトウェア・アップデート】アイコンをクリックする。’]
[/tl][tl title=’3.「このMac用のアップデートがあります macOS Mojave 10.14.6追加アップデート」と表示されることを確認します。’]
[/tl][tl title=’4.【詳しい情報…】をクリックし、macOS Mojave 10.14.6追加アップデートのサイズを確認します。’]
[/tl][tl title=’5.【今すぐアップデート】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’6.【ダウンロードして再起動】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’7.ダウンロードが完了したら【今すぐアップデート】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’8.【再起動】をクリックします。’]
自動的に再起動、インストールが実施されます。
[/tl][tl title=’8.ログイン後「このMacは最新の状態です」と表示されることを確認します。’]
[/tl][tl title=’以上でmacOS Mojave 10.14.6追加アップデートのインストールは完了です。’]
[/tl][/timeline]
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート 適用確認方法
今回は追加アップデートのなので「ソフトウェア・アップデート」の画面では本当にインストールできているかの確認ができません。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデートがインストールされているか確認するには次の手順で確認します。
[timeline]
[tl title=’1.メニューバーの【リンゴマーク】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’2.【このMacについて】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’3.左ペインをスクロールし【ソフトウェア】をクリックします。’]
[/tl][tl title=’4.「システムのバージョン」が「macOS 10.14.6 (18G95)」と表示されることを確認します。’]
[/tl][tl title=’以上で確認は終了です。’]
[/tl][/timeline]
おわりに
来月新しいmacOSであるmacOS Catalina(10.15)が見えている状態ですが、macOS Mojave 10.14.6追加アップデートかリリースされました。
最近の傾向であるiOSとwatchOSのソースレベルでのパージョンを意味合いが強いと感じています。
とは言え、セキュリティへの対応が脆弱性問題への対応なので、macOS Mojave 10.14.6の方はmacOS Mojave 10.14.6追加アップデートのインストールを強くオススメします。
今ところ大きな不具合には出会っていませんが更新ありましたら追記します。
では、今回はこの辺で。