店の前を通るたびに気になってはいたものの、1年以上入る勇気が出なかったお店「神楽坂 久露葉亭(くろばてい)」についに潜入しました。果たしてその結果は…
少し外れた閑静な場所に佇むお店
神楽坂のメインストレートである早稲田通りから、ちょっとクネクネ入った閑静な場所に「神楽坂 久露葉亭」はあります。(詳しくは最後の「お店情報」を御覧ください)
▲お高いのでは?と思わせるお店入口
お店のネームプレートがいくつもあります。
電気が点くと思われる入口左側の看板
▲上を見上げると木の看板が。高級感に輪をかけます
▲こういった小物も料亭にありがちなアイテムのような…
和風と洋風の混在した店内空間
玄関で靴を脱いで入ると、和室の部屋に案内されますが、テーブルと椅子が置かれています。
▲通された部屋の左手
▲通された部屋の正面
▲通された部屋の右手
ちょっと驚いちゃいますけど、システム的には、こちらの方が嬉しかったりします。なぜかは後ほど。
昼献立とおばんざい
お昼の献立はこんな感じ。この付近のランチ相場はだいたい1,000円なので、久露葉亭もその辺を踏まえ 1,000円からスタート。
とは言え、サラリーマンがお昼ご飯として食べるんだったら2,000円を超えるのは中々チョイスできないし、懐石みたいな料理も難しいところ。
▲昼献立。左端に魅惑の文字が…
現実的には、せいろ蒸し御膳、蕎麦御膳、そして新登場の 瓦焼きうどん御膳のいずれかから選択することになります。
私は今回、せいろ蒸し御膳のいろいろ付いている版である神楽、同行者は蕎麦御膳のいろいろ付いている版である若宮を選択。
加えて、献立の左側に赤字で書かれている魅惑のおばんざい食べ放題を付けました。
おばんざい食べ放題を選択すると、「こちらにどうぞ〜」と隣の部屋である、おばんざい部屋に案内してくれます。
そこには魅惑のおばんざいの数々が。しかも、これらは食べ放題♪
▲おばんざい部屋全容
▲せっかくなのでほぼ一通り取ってみました♪
まずは一品料理系を大皿に取りました。
▲一品料理系の数々
わかりやすいサラダから時計回りで紹介します。サラダ、かぼちゃの煮物、里芋の煮物、ひじきの煮物、大根の煮物、大根と厚揚げの煮物。見えにくいですが、真ん中にこんにゃくの煮物もあります。
そして、土鍋に入った煮物系。
▲おでん。大根、ちくわぶ、ちくわ、玉子を取りましたがその他にこんにゃくとさつま揚げも入っていました
▲肉じゃが。豚こま、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ
プラス300円でこれらが食べ放題なんです。
なので、テーブル席のある部屋とおばんざい部屋を何度も行き来することになるため、普通のお座敷よりもテーブル席の方が嬉しかったりします。
ただ、今回は見ることが出来ていないのですが、奥の方か二階には普通のお座敷の部屋もあるみたいです。
せいろ蒸し御膳「神楽」
おばんざいを食べながら待っていると、ほどなく主菜であるせいろ蒸し御膳「神楽」が運ばれてきました。こちらも彩り豊かなボリュームたっぷりの内容です。
▲せいろ蒸し御膳「神楽」
▲岩中豚と野菜のせいろ蒸し
▲すみません。なんか甘い小鉢(^_^;;
▲もう一つの小鉢。きゃらぶきの煮物?間違ってたらごめんなさい
▲生麩の田楽
▲海老真丈
▲湯葉春巻き
▲香の物
▲炊き込みご飯
▲生のりと麸の味噌汁
▲甘味。わらびもち??
以上です。って、かなり種類ありましたよねぇ?これだけの内容で1,500円というのもかなりおトクだと思います。
「神楽坂 久露葉亭」はこんな方にオススメ
久露葉亭はこんな方にオススメです。
- チェーン店ではお昼ご飯を食べたくない方
- 神楽坂の料亭でご飯を食べてみたい方
- さまざまなおばんざいを食べてみたい方
- 食べ放題に目がない方
個人的感想
私の選んだせいろ蒸し「神楽」は、それだけでもいろいろ楽しむことができて良かったです。
が、同行者の方が頼んだ蕎麦御膳は…メインの蕎麦が先輩の口には合わなかったようで残念。
でも、おばんざいと御膳のおかずでお腹いっぱいになっていたようなので問題はありませんでした。
そして、何と言ってもおばんざい食べ放題。
食べ放題という性格上、一人の人が注文したら同行者の方々も注文せざるを得なくなってしまうのですが、300円でこれだけの種類をいくらでも食べ放題。というのはどう考えても採算が合わないのでは?と思ってしまいます。
でも、細かい好みみたいな部分はあるかもしれませんが、各おばんざいの味はどれも美味しくて、これを注文しない手はないと思いました。
ただ、個人的にちょっと気になったのは部屋に通されたときに、気になるにおいがしたこと。エアコンの正面だったのでエアコンなのかもしれませんが…
だんだん慣れはしましたが、あのにおいは何だったんだろうな…
和食に関する知識が足りず、何の料理だったのかがわからない部分が多々あり、いかんなぁ。と思いました。
いずれにしても、ごちそうさまでした。これからも精進します。