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PasocomMini MZ-80Cが届いた♪とりあえず、開封の儀と動作確認してみたよ♪

目次

PasocomMini MZ-80C

1979年にシャープから発売されたパーソナルコンピュータMZ-80C。 HAL研究所は当時、画像表示とサウンド能力を向上させる周辺機器PCGシリーズを提供していました。 すのHAL研究所が今年の5月、1/4のミニチュアを出す。しかも当時のプログラムを動作させることが出来るものを! ということで、当時のパソコン、いやマイコンを知る今でも現役のオッサン達の間で話題騒然となりました。 私もその1人としてこんな記事をアップしました。 [blogcard url=”https://de-gucci.com/archives/9157″] そして、翌日、実機デモを観に静岡まで観に行ってきました(^_^;; [blogcard url=”https://de-gucci.com/archives/9213″] その後、2017年6月1日に予約受付が開始され、2017年7月31日に予約受付が終了。 完全限定生産で製造され、2017年10月14日に正式発売、順次発送が開始されたのでした。

開封の儀

配送用の箱を開けると、中に幅18cm、奥行き16cm、高さ11cmの箱が入っています。 思わずニヤけてしまいます♪ 側面も。MZ-80Cのロゴが当時のロゴなので懐かしさヒートアップです! 側面裏は注意書きと、販売元情報、素材情報など。 背面はシンプルにホチキスの針風の絵が描かれているだけ。 三面図。 フタを開けると透明な整形されたプラスチックに覆われて筐体が入っています。 出したところ。 エミュレータ、SmileBASICが入ったmicroSDカードが入っています。 このカードを無くしたり、中身を壊してしまうと有償での購入となってしまうので、バックアップを早めにとっておく必要があります。   中身を取り出したところ。 手のひらサイズを実感できます。これで1/4サイズです。体積比にすると1/4×1/4×1/4で1/64になるのかな? 当時のキーボードの感じが良く出ています。透明なプラスチックカバーが被せられたようなピカピカするキーだったんですよねー。 特に特徴的だったのが記号を直接入力することができたこと。キレイだったなー。 MZ-80シリーズの特徴と言えば本体、キーポード、モニタ、そして外部記録媒体の装置としてカセットテープレコーダーまで一体化して提供されていたこと。NEC PC-8001のカセットテープの記録/読込速度が300Baud(ボー)に対して、1,200Baudと高速だったのが思い出されます。

同梱物

ミニチュアでありながら動作させることが出来るということで実機とは違う部分もいろいろあります。まずは外装のカバー。 そして、カセットテープの本体とラベル。 画面イメージの紙と本体をオープンしたときに支えるダンパー。 モニタの保護シート。 取扱説明書。 ウラ面を見るとたくさんのバーツが入っていることが確認できます。

キットの組み立て

いろいろ付いていないものがあるので組み立てます。よくみると画面の奥にラズパイの基盤が丸見えになっています。これもまた味かもしれませんが… まずはモニタ部分の組み立て。ドライバーや接着剤等は必要ありません。 表に画面フィルターを付け、ウラ側からモニタ画面の紙は押さえのプラ板をはめ込んで完成。 カセットテープにはシールを貼り付けます。 完成。 カセットは筐体ウラ側の穴から押すことでフタが外れるのでお気に入りのカセットを入れます。 カセットカバーをハメ直したところ。 筐体ウラ面には電源供給用のmicroUSBアダプタ。画面出力用のHDMI、音声出力用のミニプラグがついています。が、このために筐体が欠けた状態になるので、、、 展示用に化粧板をはめ込むことができます。 側面も入出力装置用にUSBポートがあるので、、、 化粧板をはめ込むことができます。 そして、MZ-80シリーズといえばメンテナンス用にパカッと開けることができるようになっていたんですがその仕組みも再現していて、ダンパーの板がついてて引っ掛けることができるようになっています。   完全にオープンするとラズパイの基盤を見ることができます。MZ-80Cの基盤がこんなサイズ、500円の基盤でも十分再現できるようになるなんて…40年近い時代の進化を感じます。スゴいですね。 ダンパーはちゃんと収める部分があるんですが、カセットテープはないのでそのままゴロリと入れちゃうことにします。 化粧板を付けた完成版の筐体♪かっこいい♪ いいですねー。 うーん。素晴らしい♪ ちょっとわかりづらいところになりますが基盤ウラ側にmicroSDスロットがあるので付属または複製したmicroSDカードを入れます。 基盤はラズパイ(Raspberry Pi Model A)をそのまま使っています。素のラズパイとして使うことも可能でしょう。

取扱説明書

まずは取扱説明書を見て、どうすればよいか確認しておきましょう。 ラズパイそのままってことで、ラズパイの説明書も入っています。

動作確認

ケーブル類の接続&電源投入

ケーブル類を接続しますが、順番としては、キーポード、HDMI、そして電源供給のmicroUSBを接続するのが良いでしょう。 microUSBをつなげるとラズパイが起動するので。

SmileBASICモード

microUSBを接続するとmicroUSBを読み込んで、SmileBASICモードで立ち上がります。 LISTコマンドで編集モードに切り替えてBASICでプログラミングをして、F5キーを押すと、、、 プログラムが実行されます(画面の”1 2 3”の表示)。英語キーポードのときはKBDTYPE USと入力すると記号系がちゃんと英語キーポードの配列で入力できます。

MZ-80Cモード(エミュレータモード)

F12キーを押すとMZ-80Cモード、エミュレータモードに切り替わります。トグルキーになっているので、再度、F12キーを押すことでSmileBASICモードに切り替えることができます。 MZ-80シリーズをお持ちだった方には懐かしと思われるモニタが起動。 LOADと叩いてカセットテープからS-BASICやゲームを読み込んで…というのは出来ないので、LDと叩くとLOAD画面が表示されます。 LOAD画面からはプリセットされた5つのゲームを起動することができます。

ALIEN(平安京エイリアン)

ALIANは平安京エイリアンです。ああ。懐かしの平安京エイリアン♪ キー操作に慣れず、速攻でやられました…orz

CHITEI(地底最大の作戦)

まったく見たことがなく、キー操作方法を確認しないでやったため、画面を表示しただけ。 W、E、R、S、D、F、C、スペースキーで操作するみたい。

JUPITER(JUPITER LANDER)

月面着陸ゲーム。数字キーの1〜9で下部バーナーを燃焼させ、着地速度を調節し、A、Dで左右方向の姿勢制御をします。 が、ムズい。着地できるスピードが±0でないとダメっぽい、、、けど、単純で楽しむことがなきます。

ZELDIS

いきなり超進化して、横スクロールゲーム。ZELDIS。 キーポード操作に慣れるまでに時間がかかりそう。JOYPADでもプレイできるみたいなので、JOYPADを使うというのもありかもしれません。って持ってないんですけどねー。

ZEPLIS

読み間違えてた…たぶん30年以上。ゼルディスだと思ってたんですが、「ゼプリス」が正しいです。 正統派横スクロールゲーム。

これからが楽しみ

と言うことで、とりあえず、今のところは開封して電源入れたぐらいですがこれからが楽しみです。

SmileBASICでのプログラミング

まず、DSでおなじみのSmileBASICが動作することで、さまざまなSmileBASICプログラムが作られることが予想されます。 1文字1文字BASICプログラムを入力して楽しむこともできますがmicroSDカードを介してプログラムファイルの読み書きもできます。 なので、MacやWindowsのエディタでプログラムを入力して、PasocomMini MZ-80Cで実行する。なんてことも出来るはず。 未確認ですが時間を見つけてやってみたいと思います。

MZ-80Cエミュレーション

そして、MZ-80Cのエミュレーション機能。 当時のMZ-80用のマシン語プログラムを用意できれば、それを動かすことができます。 しかもHAL研のPCG-8000用のプログラムも動作させることができるとのことなのでグラフィカルなゲームなども出来る可能性があります。 まだ、どうするのかについてはほとんど情報がない状況ですが、これからたくさんの情報、プログラムが登場すると思っています。

インターネット時代のMZ-80C

今の時代、きっとホビーとしてたくさんの方がPasocomMini MZ-80Cを使って、たくさんの情報やプログラムがインターネットで公開されるはず。 もしかしたら、USBイーサネットアダブタを使って直接インターネットに接続できるようになるかもしれません。 なんといっても、今PasocomMini MZ-80Cを購入している方々は、たぶんかなりヲタクでマニアックな方々だと思うので… どんな展開になるのか、これからが楽しみでなりません♪私もボチボチ触っていこうと思います♪

そして、個人的な本命

5月のホビーショウを観に行ったとき、HAL研の方が「このPasoconMini MZ-80Cの成功次第で、日本電気PC-8001、富士通FM-7が販売できるか否かが決まる」と言っていました。 個人的には日本電気PC-8001からパソコン、マイコンの世界に入ったので、実のところPC-8001を先に商品化して欲しかったんです。 なので、PasocomMini MZ-80Cがもっと売れることに期待すると共に、PC-8001、FM-7が発売されることを願っています。 とりあえず、10月4日にMZ-80Cの2次受付を開始したようなので期待しています。 では、今回はこの辺で。 [buttons]]]>

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
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