【更新】2018年12月24日。公式サイトの情報が日本語の情報になっていたので差し替えました。 2018年1月9日。macOS High Sierra 10.13.2に追加アップデート(Supplimental Update)がリリースされたので紹介します。
目次
macOS High Sierra 10.13.2 追加アップデート、適用すべき?待つべき?
アップデートを適用すべきか否か?答えは「ただちに適用すべき」です。 今回のアップデートは新年早々Macでも使われているインテル製CPUおよびその他のCPUの脆弱性(ぜいじゃくせい)「Spectre(スペクター)」の問題に対応するためのアップデートです。 このアップデートだけですべての問題が解決するわけではありませんが、軽減されることは間違いありません。macOS 10.13.2追加アップデートの更新内容
macOS High Sierra 10.13.2 Supplemental Update(https://support.apple.com/ja-jp/HT208397)で次のように記載されています。具体的にはSafariのバージョンを11.0.2 にする更新が含まれています。 これにより多くのアプリでも利用されているWebKitへの更新も実施され、悪意あるJavaScriptを用いたSafariやWebKitへのアクセスによる脆弱性攻撃を緩和し、アプリの情報漏洩やMacの乗っ取りなどを防いでくれます。macOS High Sierra 10.13.2 追加アップデート2018 年 1 月 8 日リリース 対象 OS:macOS High Sierra 10.13.2 説明:macOS High Sierra 10.13.2 追加アップデートでは、Safari や WebKit のセキュリティが強化され、Spectre (CVE-2017-5753 および CVE-2017-5715) の影響が軽減されます。 Google Project Zero の Jann Horn 氏、Paul Kocher 氏およびペンシルベニア大学/メリーランド大学の Daniel Genkin 氏、グラーツ工科大学の Daniel Gruss 氏、Cyberus Technology の Werner Haas 氏、Rambus (Cryptography Research Division) の Mike Hamburg 氏、グラーツ工科大学の Moritz Lipp 氏、グラーツ工科大学の Stefan Mangard 氏、Cyberus Technology の Thomas Prescher 氏、グラーツ工科大学の Michael Schwarz 氏、アデレード大学/Data61 の Yuval Yarom 氏のご協力に感謝いたします。macOS High Sierra 10.13.2 追加アップデートをインストールすると、Safari がバージョン 11.0.2 (13604.4.7.1.6) またはバージョン 11.0.2 (13604.4.7.10.6) にアップデートされます。 Mac にインストールされている Safari のバージョンは、以下の手順で確認してください。
- Safari を開きます。
- 「Safari」>「Safari について」の順に選択します。
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macOS High Sierra 10.13.2へのアップデート手順
1.App Storeアプリを起動します。 2.アップデートをクリックします。 3.下図のようにmacOS High Sierra 10.13.2追加アップデートが表示されるので「アップデート」をクリックします。 4.再起動を伴う旨のメッセージを確認すると、追加アップデートのダウンロードが開始され、自動的に再起動が実施され、インストールが実施されて、macOSが起動します。 5.Safariを起動し、「Safari」メニューから「Safariについて」をクリックし、Safariのバージョンが 11.0.2 (13604.4.7.1.6)または11.0.2 (13604.4.7.10.6)となっていることを確認します。おわりに
Macはウィルスに感染しない。と言う神話は昔の話。 Windowsパソコンに比べればパイが小さいので攻撃者の的になりにくい=儲からない状況ではありますが、Macのウィルスも登場しはじめています。 今回はCPUの脆弱性というOSに依存しない部分の問題に起因し、それが案外簡単に攻撃できちゃうことへの対応第一弾。という感じです。 が、- Appleなどのメーカから出るアップデートの適用
- ウィルス対策アプリによるセキュリティ対策の強化