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出張版「吉笑ゼミ。〜自分らしく考える〜」に行ってきました

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2016年11月12日(土)。落語立川流、立川談笑師匠の弟子である二つ目の立川吉笑さんの会「吉笑ゼミ。」の出張版が開催されると言うので行ってきました。

目次

場所は多摩のはずれの「大学セミナーハウス」

今回の会場は「大学セミナーハウス」どこかと思ったら、多摩のはずれ野猿峠とのこと。

横浜からだとJR横浜線に乗ってJR八王子駅で下車し、八王子駅南口から出ている南大沢行きのバスに乗って約20分。その名も「野猿峠」というバス停で降ります。

そこから5分程度道路をあがっていったところに「大学セミナーハウス」の看板があります。

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そこから更に山を登る感じで「本館」「講堂」を目標に上がっていきます。

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ほとんど山のてっぺんに「講堂」はあります。ちょうど、立川吉笑さんが講堂から出てきたので簡単に「いつもと違いますね」とご挨拶。

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まさに「講堂」という感じの中で今回の会は開催されるようです。

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出張版「吉笑ゼミ。」

今回の吉笑ゼミは「出張版」の名にあるように、立川吉笑さん主催ではなく、大学セミナーハウスさんが主催。

どうやら、大学セミナーハウスが開館50周年とのことで、その記念セミナーとして開催されるようです。

なので?お代は無料。

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プログラムを見ると、最初に開会の挨拶、講師紹介。終わりに閉会挨拶。があります。

が、その間の部分は、まず吉笑さんによる落語を一席やった後、ゲスト講師の方による講義、そしてそれを受けての即興落語をやった後、ゲスト講師の方とのトーク。

と一通り、いつもの吉笑ゼミの流れです。

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内容は?

マクラ

吉笑さん主催ではなく、いつもの原宿のヒミツキチオブスクラップでもないため、いつもとは客層がまったく違う中での出張版 吉笑ゼミ。

大学セミナーハウス50周年記念イベントの最後を飾るイベントということで、大学セミナーハウスの館長を含め、多くの関係者、スーツを着た年配のおじさま方がたくさんいる中での吉笑ゼミ。

ということで、マクラは吉笑さんの自己紹介&自分のアカデミックさ加減のアピール、そして吉笑ゼミ。のキッカケなどを中心に話が進みました。

特に数学に興味を持ったキッカケなどは熱演?力が入っていましたね。

落語その1

前回の吉笑ゼミ。の「実況」で生まれた「一人相撲」が落語その1の演目。

関西で商売をしている商売人の旦那さんが、いつも江戸に観に行ってた大好きな相撲観戦を封印してしまったことから体調を崩してしまう。

それを見かねた番頭さんが小僧たちを江戸にやって相撲を観戦させ、急いで戻らせて旦那さんに観戦した内容を実況させようと考えた。

そこまでは良かったんですが、戻ってきた小僧たちが、、、という噺。

大爆笑すること間違い無しなネタです。

ゲスト講義

ゲスト講義は、国立天文台チリ観測所の長谷川哲夫上席教授による「宇宙の生命に科学でせまる」。

長谷川先生はチリに建設されたアルマ望遠鏡に深く関与された先生です。

アルマ望遠鏡は日本(アジア)が25%を出資、残りを北米とヨーロッパの国々が出資して建設された世界最大の電波望遠鏡です。

7mと12mの移動式アンテナを合計66台合わせて、最大直径16kmの電波望遠鏡に相当する能力を持たせることができます。

共同で作成された電波望遠鏡なので、利用するためには申請&審査を受ける必要がありますが、そこから既に500編もの論文が作成されているとのこと。

今までの電波望遠鏡の能力を2桁向上させる画期的な電波望遠鏡であり、さまざまな発見がなされているそうです。

これによって、昔のコペルニクスの天動説のような、今までの常識を覆すような発見が、この先天文学の世界で生まれるかもしれないとのこと。

びっくりしたのは電波望遠鏡で、物質の持っている微弱な電波を捉えることで、宇宙にさまざまな物質が存在していることをがわかるとのこと。

地球上に存在している物質は地球で生まれたのではなく、宇宙で生まれたものであること。などを知って、大変勉強になりました。

難しい話を穏やかな表情とやわらかい口調で説明いただいたのでとてもわかりやすかったです。

落語その2

10分の休憩の後、長谷川先生の話を聞いての即興での創作落語。

立川吉笑さんの体内の原子を擬人化し、12年体内に居続けている炭素親分を中心に繰り広げられるお話。

原子の前世?や昔話を中心に話が展開されました。

あまり宇宙の話ではなかったけど、宇宙から生まれる生命の話、原子の話という意味では長谷川先生の講義を受けての話だったと思います。

ある程度は考えてくるんだろうけど、それでもいきなり噺として話すことができるのはすごいな。と思いました。

アフタートーク

最後は吉笑さんと長谷川先生による、今の講義、噺を受けてのトーク。

途中、お客さんからの質問に対して回答したり、吉笑さんからの無茶振り?に対してもちゃんと答えてくれる長谷川先生の頭の回転の早さに驚き。

吉笑さんも「学者、研究者のみなさんは、問いに対してちゃんと答えてくれるのが嬉しい」と言ってました。

おわりに

閉会の挨拶では、もしかするとこの先も、大学セミナーハウスで出張版 吉笑ゼミ。が開催されるかもしれないとのこと。

交通の便はイマイチだけど、いつもとは違う場所で吉笑ゼミ。が開催されるのも面白いかな。と思い、暗くなった道をバス停まで歩きました。

八王子駅行きのバスに乗りたかったんですが、次のバスは15分後。ということで、その手前の京王線北野駅行きのバスに乗って帰途につきました。

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この記事を書いた人

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