watchOS5.1.3リリース。改善およびバグ修正、13件のセキュリティ問題に対応!アップデートすべきか否か、修正された内容、アップデートのサイズと所要時間、更新後の不具合は?

2019年1月23日。Apple WatchのOS、watchOSの最新版5.1.3がリリースされました。アップデートすべきか否か、修正された内容、アップデートのサイズと所要時間、更新後の不具合等についての情報を紹介します。

watchOS5.1.3 アップデート後の不具合について

2019年1月24日14:00現在、

  • Apple Watch Series 3 42mmのwatchOSを5.1.2から5.1.3にアップデートしましたが、起動しない、再起動を繰り返す、利用できない等の不具合は発生していません。

という状況です。

watchOS5.1.3 アップデートすべき?待つべき?

watchOS 5.1.3は3番目の数字が2から3に更新されるメンテナンスリリースの位置付けとなります。

watchOS5.1.3 にアップデートした方が良い方

watchOS5.1.3にアップデートした方が良い方は次の通りです。

  • watchOS5.1.2をご利用の方
  • そろそろwatchOS5へのアップデートを検討されている方
  • iOSを12.1.3にアップデートした方

watchOS5.1.3へのアップデートを待った方が良い方

watchOS5.1.3へのアップデートを待った方が良い方は次の通りです。

  • 心配性、不安症、慎重派の方
  • iOSを12.1.3にアップデートできない方

とりあえず、2週間ぐらいwatchOS5.1.3の不具合の報告が出てこないか待つことを推奨します。

watchOS5.1.3 アップデートのサイズ、所要時間について

watchOS5.1.3のサイズ、所要時間は次の通りです。

機種 現watchOS サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール所要時間
Apple Watch Series 3 42mm 5.1.2 84.7MB ?(※) ?(※) 24分

(※)確認時、すでに途中までダウンロードが進んでいたため計測できませんでした。
watchOSの更新については、

  • Apple Watchが充電器に接続されていること
  • Apple Watchが50%以上充電されていること
  • Apple WatchとペアリングしているiPhoneが同一のWi-Fiに接続されていること

を確認の上、アップデートを行うようにしてください。

wathOS5.1.3更新内容

公式サイト「watchOS 5 のアップデートについて」の「watchOS 5.1.3」には次のように記載されています。

watchOS 5.1.3

このアップデートには、改善およびバグ修正が含まれています。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトを参照してください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

今回のアップデートについては詳細の記載がされていない状況です。

watchOS5.1.3セキュリティアップデートについて

watchOS5.1.3では13件のセキュリティ問題に対応しています。
追記2019年1月26日18:30。公式サイト「watchOS 5.1.3 のセキュリティコンテンツについて」に日本語版の情報が制裁されたので差し替えました。

watchOS 5.1.3

2019 年 1 月 22 日リリース
AppleKeyStore

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。
  • 説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6235:Brandon Azad 氏

Core Media

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。
  • 説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6202:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Fluoroacetate 氏

CoreAnimation

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
  • 説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6231:Qihoo 360 Nirvan Team の Zhuo Liang 氏

CoreAnimation

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションがサンドボックスを破って外部で実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6230:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏、Shrek_wzw 氏、および Zhuo Liang 氏

FaceTime

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:リモートの攻撃者が FaceTime を開始でき、その結果、任意のコードが実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6224:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

IOKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションがサンドボックスを破って外部で実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6214:Google Project Zero の Ian Beer 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6210:Google の Ned Williamson 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。
  • CVE-2019-6213:Google Project Zero の Ian Beer 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。
  • 説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。
  • CVE-2019-6209:Google Project Zero の Brandon Azad 氏

自然言語処理

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意を持って作成されたメッセージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
  • 説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6219:Authier Thomas 氏

SQLite

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、任意のコードが実行される可能性がある。
  • 説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2018-20346:Tencent Blade Team
  • CVE-2018-20505:Tencent Blade Team
  • CVE-2018-20506:Tencent Blade Team

WebKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6227:Qihoo 360 Vulcan Team の Qixun Zhao 氏

WebKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch の全モデル
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-6216:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Fluoroacetate 氏
  • CVE-2019-6217:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Fluoroacetate 氏、Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏、Shrek_wzw 氏、および Zhuo Liang 氏
  • CVE-2019-6226:Apple

ご協力いただいたその他の方々

mDNSResponder

カリフォルニア大学リバーサイド校 (UCR) およびタイバ大学 (TU) の Fatemah Alharbi 氏、LinkSure Network の Jie Chang 氏、ノースイースタン大学の Yuchen Zhou 氏、ミネソタ大学ツインシティー校の Feng Qian 氏、カリフォルニア大学リバーサイド校 (UCR) の Zhiyun Qian 氏、カリフォルニア大学リバーサイド校 (UCR) の Nael Abu-Ghazaleh 氏のご協力に感謝いたします。

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watchOS5.1.3アップデート手順と確認方法について

watchOS5.1.3へのアップデート手順

watchOS5.1.3へのアップデート手順は次の通りです。
アップデートの指示はApple WatchとペアリングしたiPhoneから行います。
1.iPhoneにて「Watch」アプリをタップし起動します。
2.「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の順にタップし、まだwatchOS5.1.3がダウンロードされていない場合には「ダウンロードとインストール」をタップします。

3.ソフトウェア・アップデート画面で「インストール」をタップします。

4.バスコードを入力画面でパスコードを入力します。

10分程度経過すると、iPhoneからApple Watchへのインストールファイルの転送が完了し、次のような「アップデート完了」の画面が表示されます。

が、実際にはここからApple Watch側でアップデート作業が実施されます。アップデートは15分程度時間がかかります。
5.Apple Watchの待受画面が表示されればアップデートは完了です。

watchOS5.1.3にアップデートされたことの確認方法(オプション)

ソフトウェア・アップデート画面でのアップデート確認方法

ペアリングされたiPhone上で「Watch」アプリ→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の順にタップし「watchOS 5.1.3 お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されることを確認します。

情報画面でのアップデート確認方法

ペアリングされたiPhone上で「Watch」アプリ→「一般」→「情報」の順にタップし、バージョンが「5.1.3 (16S535)」と表示されることを確認します。

Apple Watchでのアップデート確認方法

Apple Watchにて「設定」アプリを起動し、「情報」をタップし、バージョンが「5.1.3 (16S515)」と表示されることを確認します。