watchOS6.1(17S84)リリース。AirPods Pro、Apple Watch Series 1/2に対応の他、改善・バグ修正および20件のCVEに対応。アップデートすべき?待つべき?サイズ、所要時間、不具合は?

2019年10月30日。ちょっと落ち着いていた感のあったwatchOS6ですが、iOSがiOS13.2とメジャーアップデートしたのに伴い、watchOS 6.1がリリースされました。早速、更新したのでアップデートすべきか否か、変更点、所要時間、導入後の不具合の有無、更新手順についてご紹介します。

watchOS 6.1アップデートすべき?待つべき?

今回のwatchOSのアップデートはwatchOS 6.0.1からwatchOS 6.1と2番目の数字が変更となるメジャーリリースの位置づけとなります。

watchOS6.1では新しく発売されたAirPods Proに対応したことと、Apple Watch Series 1、Series 2に対応したのが大きな特徴となっています。

watchOS 6.1にアップデートした方が良い方は次のとおりです。

  • Apple WatchとAirPods Proを組み合わせて使いたい方
  • watchOS 6にアップデートした方
  • 最新版を利用したい方
  • Apple Watch Series 1、Series 2の方でwatchOS 6を使いたい方、iPhoneのOSをiOS13に更新した方

逆にwatchOS 6へのアップデートを待った方が良い方は次のとおりです。

  • watchOS 5以前をご利用の方
  • 慎重派の方

watchOS 6.1アップデート後の不具合について

2019年10月30日14:30現在、Apple Watch Series 3 42mmのwatchOSを6.0.1から6.1にアップデートしましたが、次のような不具合・問題は発生していません。

  • 起動しなくなる
  • 再起動を繰り返す
  • 通信しない
  • 利用できない

何かありました際には適宜更新します。

個人的にはwatchOSについてはiOSほどの不具合は感じていないんですよね。

もしかしたら使ってないだけなのかもしれませんが(^_^;;

watchOS 6.1のアップデートのサイズ、所要時間について

watchOS 6のサイズ、所要時間は次の通りです。

機種 更新前
watchOS
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
パージョン
Apple Watch Series 3
42mm
6.0.1
(17R604)
542MB 134分 83分
51分
6.1
(17S84)

※Wi-Fi利用。自動インストール&起動しており、画面キャプチャの時刻から算出したため、正確な時間は不明。

watchOSのアップデートは、

  1. インターネットからiPhoneへのアップデートファイルのダウンロード
  2. iPhoneからAppleWatchへのアップロード

と2段階のインストールとなるため、インターネット接続環境、iPhone-AppleWatchの通信状況に大きく依存します。

今回のwatchOS6.1は542MBと大きなアップデートではありましたが、日中という時間が悪かったのか、ダウンロードするサーバの影響、上位の回線、はたまたWi-Fiの影響かダウンロードに1時間半近くかかり、また更新も1時間近くかかりました。

最低2時間以上、可能であれば3時間程度、iPhoneならひにAppleWatchを利用しなくても問題のないタイミングでアップデートを実施してください。

また、watchOSの更新については、

  • Apple Watchが充電器に接続されていること
  • Apple Watchが50%以上充電されていること
  • Apple WatchとペアリングしているiPhoneが同一のWi-Fiに接続されていること

を確認の上、アップデートを行うようにしてください。

watchOS 6.1の更新内容

Watchアプリのソフトウェア・アップデートに出てきた画面はこちら。

2019年11月2日11:50現在、公式サイト「watchOS 6 のアップデートについて」の「watchOS 6.1」には次のように記載されています。

watchOS 6.1

watchOS 6.1では、AirPods Proのサポート、改善、およびバグ修正が含まれます。また、このアップデートにより、Apple Watch Series 1とSeries 2がwatchOS 6に対応します。

国や地域によっては、一部の機能を利用できない場合があります。詳しくは、以下を参照してください: https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability

このアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

新しいAirPods ProをApple Watchと連携して使いたい方、Apple Watch Series 1、Series 2を使っていて、うっかりiPhoneのOSをiOS13にアップデートしてしまった方はwatchOS6.1へのアップデートをしましょう。

watchOS 6.1セキュリティアップデートについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」から「watchOS 6.1 のセキュリティコンテンツについて」にアクセスし、「watchOS 6.1」を見ると、次のように20件のセキュリティの問題(CVE)に対応しています。

CVEとは

CVE (Common Vulnerabilities and Exposures)*1は、 情報セキュリティにおける脆弱性やインシデントについて、それぞれ固有の名前や番号を付与し、 リスト化した事典*2です。(一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター(=JPNIC):「CVEとは」より)

であり、要はセキュリティの問題のことを指します。

watchOS 6.1

2019 年 10 月 29 日リリース

アカウント

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:リモートの攻撃者が、メモリを漏洩させる可能性がある。
  • 説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
  • CVE-2019-8787:ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の Steffen Klee 氏

App Store

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:ローカルの攻撃者が、以前にログイン済みのユーザのアカウントに有効な資格情報がなくてもログインできる可能性がある。
  • 説明:ステート管理を改善し、認証の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8803:Kiyeon An 氏、차민규 (CHA Minkyu) 氏

AppleFirmwareUpdateKext

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:ロック処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8747:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

オーディオ

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8785:Google Project Zero の Ian Beer 氏
  • CVE-2019-8797:SSD Secure Disclosure に協力する 08Tc3wBB 氏

連絡先

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意のある連絡先を処理すると、UI を偽装される可能性がある。
  • 説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2017-7152:Thinking Objects GmbH (to.com) の Oliver Paukstadt 氏

ファイルシステムイベント

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8798:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
  • 説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8794:SSD Secure Disclosure に協力する 08Tc3wBB 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8786:匿名の研究者

libxslt

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:libxslt に複数の脆弱性がある。
  • 説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8750:OSS-Fuzz により検出

VoiceOver

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:iOS デバイスに物理的にアクセスできる人物が、ロック画面から連絡先にアクセスできる可能性がある。
  • 説明:この問題は、ロックされたデバイスで提示されるオプションを制限することで解決されました。
  • CVE-2019-8775:videosdebarraquito 氏

WebKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
  • 説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
  • CVE-2019-8764:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏

WebKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8743:Qi’anxin Group の Legendsec の Codesafe Team の zhunki 氏
  • CVE-2019-8765:Google Project Zero の Samuel Groß 氏
  • CVE-2019-8766:OSS-Fuzz により検出
  • CVE-2019-8808:OSS-Fuzz により検出
  • CVE-2019-8811:SSLab at Georgia Tech の Soyeon Park 氏
  • CVE-2019-8812:匿名の研究者
  • CVE-2019-8816:SSLab at Georgia Tech の Soyeon Park 氏
  • CVE-2019-8820:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

ご協力いただいたその他の方々

boringssl

  • テルアビブ大学の Nimrod Aviram 氏、ルール大学ボーフムの Robert Merget 氏、ルール大学ボーフムの Juraj Somorovsky 氏のご協力に感謝いたします。

CFNetwork

  • Google の Lily Chen 氏のご協力に感謝いたします。

カーネル

  • Google Project Zero の Jann Horn 氏のご協力に感謝いたします。

Safari

  • Ron Summers 氏のご協力に感謝いたします。

WebKit

  • Qi’anxin Group の Legendsec の Codesafe Team の Zhiyi Zhang 氏のご協力に感謝いたします。

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公開日: 

セキュリティへの意識高い系の方は対応するためにアップデートすることを強くオススメします。

watchOS 6.1へのアップデート手順と確認方法について

watchOS 6.1へのアップデート手順

watchOS 6.1へのアップデート手順は次のとおりです。まっ、今までと変わりませんが…

1.【Watch】アプリの起動

Apple WatchとペアリングしているiPhoneで「Watch」アプリをタップし起動します。

2.【一般】の選択

マイウォッチ画面で画面をスクロールし「一般」をタップします。

3.【ソフトウェア・アップデート】の選択

一般画面で「ソフトウェア・アップデート」をタップします。

4.【ダウンロードとインストール】の選択

ソフトウェア・アップデート画面で「watchOS 6.0.1」であること、また、ダウンロードサイズを確認し、「ダウンロードとインストール」をタップします。

5.【インストール】の選択

Apple Watchへのアップデートファイルのダウンロードが完了すると、「インストール」と表示されるため、「インストール」をタップします。

あるいは時間が経つとそのままインストールが続行されます。

6.バスコードの入力

パスコードを入力します。

7.インストールの実施

「確認中…」「インストール中…」に変化し、、、

「watchOS 6.1 お使いのソフトウェアは最新です」と表示されます。

が、実際のApple Watch上ではインストールが完了していませんのでご注意ください。

watchOS 6.1にアップデートされたことの確認

Apple Watchに時計のフェイスが表示されればwatchOS 6.1へのアップデートは完了しています。

が、iPhoneやApple Watchでアップデートされたことを確認するには次の手順で確認します。

iPhoneのWatchアプリでの確認

1.iPhoneで【Watch】アプリを起動

2.【一般】を選択

3.【ソフトウェア・アップデート】を選択

ソフトウェア・アップデート画面に「watchOS 6.1 このソフトウェアは最新です。」と表示されることを確認します。

4.【情報】を選択

一般に戻り「情報」を選択します。

情報画面の「バージョン」に「6.1 (17S84)」と表示されることを確認します。

Apple Watchの「設定」アプリでの確認

Apple Watchの「設定」アプリでもwatchOS6.1にアップデートされたことを確認できます。

1.Apple Watchで【設定】アプリを起動

2.【一般】を選択


3.【情報】を選択

4.バージョンを表示

Apple Watchの画面をスクロールし、「バージョン」に「6.0 (17R575)」と表示されることを確認します。

5.ソフトウェア・アップデートを選択

一般に戻り、ソフトウェア・アップデートを選択します。

5.通知でアップデートの完了を確認

お使いのApple Watchは最新です。と表示されることを確認します。

おわりに

ベースとなるiOS/iPadOSはさまざまな問題を抱えているためか、数日から2週間に1度の更新か続いており、まだ安定していない状況です。

連携するOSであるwatchOSも6→6.0.1→6.1と3回目の更新となっており、いかがなものか。という感じがしないこともありません。

特に今回は私の環境だけなのかもしれませんが、更新に2時間以上もかかり、それが日中だったため、iPhoneが使えなくて結構不便を感じました。

早くApple Watch単体でダウンロードからインストールまで完了するようになってもらいたいな。と思います。

今後もwatchOSの情報がありましたら更新をしていきます。

では、今回はこの辺で。

watchOSリリース履歴

watchOS 4
2018年07月15日 watchOS 4.3.2(15U70)リリース
2018年05月30日 watchOS 4.3.1リリース
2018年03月31日 watchOS 4.3(15T212)リリース
2018年02月19日 watchOS 4.2.3リリース
2018年01月23日 watchOS 4.2.2(15S542)リリース
2017年12月05日 watchOS 4.2リリース
2017年11月01日 watchOS 4.1(15R846)リリース
2017年10月04日 watchOS 4.0.1リリース
2017年09月19日 watchOS 4.0リリース
watchOS 3
2017年07月20日 watchOS 3.2.3(14V753)リリース
2017年05月16日 watchOS 3.2.2リリース
2017年03月27日 watchOS 3.2リリース
2017年01月23日 watchOS 3.1.3リリース
2017年12月13日 watchOS 3.1.1リリース
2016年10月24日 watchOS 3.1リリース
2016年09月14日 watchOS 3.0リリース
watchOS 2
2016年07月18日 watchOS 2.2.2リリース
2016年05月16日 watchOS 2.2.1リリース
2016年03月21日 watchOS 2.2リリース
2015年12月09日 watchOS 2.1リリース
2015年10月22日 watchOS 2.0.1リリース
2015年09月22日 watchOS 2.0リリース