iOS13.3(17C54)リリース。3件の追加機能と13件のバグ修正と改善、14件のセキュリティ問題に対応。ただしモバイル通信の不安定、LivePhoto一時フリーズ、アプリハングなどが発生。まだ安定せず。

2019年12月11日。前回のリリースから約3週間。iOS13.3(17C54)がリリースされました。

3件の機能追加、13件のバグ修正と改善、14件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれています。

iOS13.3にアップデートすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などについて記載しています。

ほぼ同じ内容となりますが、同時にiPad用のOSであるiPadOSも13.3がリリースされています。合わせてご確認ください。

iPadOS13.3(17C54)リリース。3件の機能追加、11件のバグ修正と改善、13件のセキュリティ問題に対応。アップデートすべき?待つべき?サイズ、所要時間、不具合は?

その他同系列のOSであるwatchOS6.1.1、macOS Catalina 10.15.2もリリースされています。

watchOS6.1.1(17S449)リリース。10件のセキュリティ問題に対応したメンテナンスリリース。アップデートすべき?待つべき?所要時間、不具合は? macOS Catalina 10.15.2(19C57)リリース。4件の機能追加、16件のバグ修正、改善、52件のセキュリティ問題(CVE)に対応。32ビットアプリ、プラグインなどを利用している方は代替品の検討を

iOS13.3 アップデートすべき?待つべき?

iOS13.3がリリースされてから約3週間。

今回は2番目の数字が変更されるメジャーリリース。

メジャーリリースということで、スクリーンタイムと株価で3件の機能追加が行われています。

また、13件のバグ修正と改善が行われています。

そして、14件のセキュリティ問題への対応も実施されています。

が、モバイル通信が不安定、LivePhotoで一時フリーズ、アプリがハングなど、iOS13.2.3よりもイマイチな状況が増えています。

ということで、

  • iPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxの方
  • 旧機種でiOS 13以降に更新済の方
  • iOS13の新機能をどうしても使いたい方

はアップデートしても良いですが、積極的にオススメできません。

それ以外の方、iOS 12台の方は今までどおり、さらに2週間程度更新がなくなるまではアップデートを控えた方が安心です。

アップデートする場合にはバックアップを必ず取ってから実施することを強くオススメします。

iOS13.3 アップデート後の不具合について

2019年12月11日14:00現在、手元にあるiPhone 11 Pro Max、iPhone XS MaxをiOS13.3にアップデートしましたが、

  • 文鎮化する
  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す

などの不具合は発生していません。

が、

  • モバイル通信の応答が遅い
  • Live Photoで写真を撮影すると、書き込みに時間がかかる、一時フリーズするような動作をする
  • アプリがタップに応答しない、ハングする

などの現象が発生しています。

その他の不具合については気づいたら更新します。

iOS13.3で良くなると思ったのに、むしろiOS13.2.3より悪くなってる印象…まいった。

iOS13.3 サイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて

今回のiOS 13.3のリリースに伴い、手持ちのiPhone 11 Pro Max、iPhone XS Maxのアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。

機種 更新前
バージョン
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
iPhone 11
Pro Max
iOS 13.2.3
(17B111)
659.5MB 22分 11分
※1
11分 iOS 13.3
(17C54)
iPhone
XS Max
iOS 13.2.3
(17B111)
871.8MB 43分 32分
※1
11分 iOS 13.3
(17C54)

※1:Wi-Fiを使用

アップデートする際には、

  • 最低45分、できれば1時間以上iPhoneを使用しなくて済む時間
  • 最低20%充電されていること
  • 電源に接続された環境
  • 安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートをしてください。

iOS13.3 更新内容について

iPhone上ではソフトウェア・アップデートで次の画面が表示されます。

注意
サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。

「詳しい情報」をタップすると「このアップデートについて」が表示されます。

「詳しい情報」の内容は、「iOS 13 のアップデートについて」の「iOS 13.3」にも同様の内容が記載されています。

iOS13.3では、スクリーンタイム、株価など3件の追加機能と13件のバグ修正と改善が含まれています。

この中には

  • システムといくつかのアプリで検索が動作しない問題
  • 写真、リンク、添付ファイルがメッセージアプリの詳細に
  • バックグラウンドてアプリがダウンロードできない問題

というiOS13での重大な問題が修正・対処されていると記載されています。

iOS 13.3

iOS 13.3には、改善とバグ修正並びにスクリーンタイムのペアレンタルコントロールの追加機能が含まれます。

スクリーンタイム

  • 新たに追加されたペアレンタルコントロールの機能でお子様が通話、FaceTime、メッセージできる相手を制限可能
  • 親または保護者は、お子様用の連絡先リストを使用して、お子様のデバイスに表示される連絡先を管理可能

株価

  • リンクの記事と関連した記事や同じ出版物の記事をそのまま閲覧可能

このアップデートにはバグ修正とその他の改善も含まれています。このアップデートには以下が含まれます:

  • “写真”でビデオをトリミングしているときに新しいビデオクリップの作成が可能
  • SafariにNFC、USB、LightningのFIDO2準拠のセキュリティキーへのサポートを追加
  • “メール”で新規メッセージをダウンロードできない場合がある問題を修正
  • Gmailアカウントでメッセージを削除できない問題に対処
  • Exchangeアカウントでメッセージに不正文字が表示されたり、送信メッセージが複製されたりする場合がある問題を解決
  • スペースバーを長く押した後にカーソルが動かなくなる場合がある問題を修正
  • “メッセージ”経由で送信されたスクリーンショットがぼやけて表示される場合がある問題に対処
  • スクリーンショットを切り取ったりマークアップを使用すると“写真”に保存されない場合がある問題を解決
  • ボイスメモの録音をほかのオーディオAppに共有できない場合がある問題を修正
  • “電話” Appの不在着信バッジが消えない場合がある問題に対処
  • モバイルデータ通信設定が誤ってオフとして表示される場合がある問題を解決
  • “反転(スマート)”が有効のときに“ダークモード”をオフにできない問題を修正
  • 一部のワイヤレス充電器の充電速度が仕様より遅い場合がある問題に対処

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iOS13台の人はiOS 13.3に更新しましょう。

iOS13.3 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」より「iOS 13.3 および iPadOS 13.3 のセキュリティコンテンツについて」を確認すると次のように記載されています。

iOS13.3では14件のセキュリティ問題(CVE)に対応しています。

iOS 13.3 および iPadOS 13.3

2019 年 12 月 10 日リリース

CallKit

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:Siri を使ってかけた電話が、モバイル通信プランが 2 つ有効になっているデバイスで、間違ったプランを使ってかかってしまう場合がある。
  • 説明:Siri で発信した通話の処理における API に脆弱性がありました。この問題は、ステート処理を改善することで解決されました。
  • CVE-2019-8856:TERRANCLE SARL の Fabrice TERRANCLE 氏

CFNetwork Proxies

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。
  • 説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
  • CVE-2019-8848:Qihoo 360 Vulcan Team の Zhuo Liang 氏

FaceTime

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:悪意のあるビデオを FaceTime で処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
  • 説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
  • CVE-2019-8830:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

IOSurfaceAccelerator

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:脆弱なコードを削除することで、情報漏洩の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8841:Corellium

IOUSBDeviceFamily

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8836:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:脆弱なコードを削除することで、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8833:Google Project Zero の Ian Beer 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8828:Cognite の Cim Stordal 氏
  • CVE-2019-8838:InfoSect の Silvio Cesare 博士

libexpat

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:悪意を持って作成された XML ファイルを解析すると、ユーザ情報が漏洩する可能性がある。
  • 説明:この問題は、expat バージョン 2.2.8 にアップデートすることで解決されました。
  • CVE-2019-15903:Joonun Jang 氏

写真

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:回転式の共有シートで Live Photo が無効になっていても、Live Photo のオーディオデータとビデオデータが iCloud のリンクで共有される場合がある。
  • 説明:この問題は、iCloud リンクの作成時の検証を強化することで解決されました。
  • CVE-2019-8857:Tor Bruce 氏

セキュリティ

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8832:Georgia Tech の SSLab の Insu Yun 氏

WebKit

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8835:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者、Pangu Team の Mike Zhang 氏
  • CVE-2019-8844:William Bowling 氏 (@wcbowling)

WebKit

  • 対象となるデバイス:iPhone 6s 以降、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降、iPod touch (第 7 世代)
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8846:Cisco Talos の Marcin Towalski 氏

ご協力いただいたその他の方々

アカウント

  • Kishan Bagaria 氏 (KishanBagaria.com) およびラフバラー大学の Tom Snelling 氏のご協力に感謝いたします。

Core Data

  • Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏のご協力に感謝いたします。

設定

  • 匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

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公開日: 

iOS13.3 更新手順

1.【設定】アプリを起動します

2.【一般】をタップします

3.【ソフトウェア・アップデート】をタップします

4.「iOS 13.3」となっていること、サイズを確認し【ダウンロードしてインストール】をタップします

5.パスコードを入力します

6.ソフトウェアのダウンロードが開始されます

7.ダウンロードが完了したら【今すぐインストール】をタップします

8.インストール、再起動が自動的に行われます

9.待ち受け画面が表示されます

以上でアップデートは完了しています。

iOS13.3 にアップデートされたことの確認手順

ソフトウェア・アップデートでの確認

1.【設定】アプリを起動する

2.【一般】をタップする

3.【ソフトウェア・アップデート】をタップする

4.「iOS 13.3 お使いのソフトウェアは最新です」と表示されることを確認する

情報画面での確認手順

1.【設定】アプリを起動する

2.【一般】をタップする

3.【情報】をタップする

4.「システムバージョン」に「13.3」と表示されることを確認する

「13.3」をタップするとバージョン詳細が表示されるので「13.3 (17C54)」と表示されることを確認します。

おわりに ~改悪?まだまだ安定しないiOS

iOS13.3がリリースされて、早速アップデートし丸1日使ってみましたが、個人的にiOS13.2.3よりも悪くなっている印象を受けています。

もともとiOS13.2.3においても、

  • モバイル通信の調子が悪い
  • アプリがハングする

などの現象が出ていましたが、iOS13.3でも同様の現象が発生しますし、さらに、

  • Live Photoで写真撮影したときに一時ハングするような挙動を見せる

ようになってしまいました。

ということで、iPhone 11 Pro MaxではiOS13.1以降しか選択肢かないので、前に進むしかない状況ではありますが、他の人にはオススメできない状況が依然として続いています。

果たして安定するのはいつの日か。

まさか来年iOS14がリリースされるまで続くなんてことはないと信じたいですが…

Appleの品質管理にかなりの不信感が募っています。

改善されますように(-人-)

では、今回はこの辺で。

iOSリリース履歴