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Sidecar。macOS Catalinaの目玉機能。対応するMac、iPadを持っているならぜひお試しを。条件、設定手順について紹介

2019年10月9日。macOS Catalinaの目玉機能の一つであるSidecar。対応するMacとiPad両方を持っている必要がありますが、Duet Displayのような有料アプリやLuna Displayのような追加デバイスが不要で無料でiPadをMacの2台目のディスプレイとして使えるというのは嬉しい。ようやく環境が整ったので試してみました。

目次

Sidecarを使う条件

macOS Catalinaは2012年以降に発売されたMacにインストールすることができますが、対応するすべての機種でSidecarが使えるワケではなく、プロセッサとしてSkylake以降が搭載されたMacのみでSidecarが使えます。

もう少し細かい条件は次のとおり。

Sidecar のシステム条件

Sidecar を使うには、macOS Catalina を対応モデルの Mac に搭載し、iPadOS 13 を対応モデルの iPad に搭載する必要があります。

macOS Catalina に対応した Mac

  • MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
  • MacBook (2016 年以降に発売されたモデル)
  • MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
  • iMac (2016 年以降に発売されたモデル、および iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015))
  • iMac Pro
  • Mac mini (2018 年以降に発売されたモデル)
  • Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)

iPadOS 13 に対応した iPad

その他の条件

両方のデバイスで同じ Apple ID を使って iCloud にサインインしておく必要があります。また、Sidecar をワイヤレスで使う場合は、以下の追加条件も課されます。

[sanko href=”https://support.apple.com/ja-jp/HT210380#systemrequirements” title=”Sidecar で iPad を Mac の 2 台目のディスプレイとして使う > Sidecar のシステム条件” site=”Apple Support” target=”_blank” rel=”nofollow”]

注意してください。

対応していないMacでどうなるかについては次の記事を参照ください。

[card2 id=”63789″ target=”_blank”]

対応していないMacでSidecarと同等の機能を使いたいときには、アプリではDuet Display、USBデバイスではLuna Displayなどをご利用ください。

Sidecarを使ってみる

対応するMac、iPadを持っていて、OSがmacOS Catalina、iPadOSになっていれば、あとはSidecarの設定をするだけ。

設定の手順は次のとおり。

[timeline][tl title=’1.iPadの画面ロックを解除しておきます’]

[/tl][tl title=’2.MacとiPad両方が通信可能なネットワークに接続します’]

[/tl][tl title=’3.MacとiPad両方のBluetoothを有効にしておきます’]

[/tl][tl title=’4.iPadとApple Pencilを接続しておきます’]

[/tl][tl title=’5.Macで【システム環境設定】を開き、【Sidecar】をクリックします’]

[/tl][tl title=’6.Macの【Sidecar】で接続先の【デバイスの選択】をクリックします’]

[/tl][tl title=’7.Macの【Sidecar】で対応するiPadを選択します’]

[/tl][tl title=’8.Macで一旦画面が暗くなって戻った後、【Sidecar】で接続先に対応するiPadが表示されていることを確認します’]

必要に応じて

  • サイドバーの表示位置
  • Touch Barの表示位置
  • Apple Pencilでダブルタップを有効にするか

を設定します。iPad接続後でも設定を変更できます。

[/tl][tl title=’9.iPadの画面にMacの画面が表示されていることを確認します’]

[/tl][tl title=’10.iPadの画面にMacの画面が表示され、Mac、iPadの両方のデバイスが利用できることを確認します’]

[/tl][tl title=’以上でSidecarの設定は完了です’]

[/tl][tl][/tl][/timeline]

AirPlayアイコンからiPad画面を接続、解除、制御する

システム環境設定をいちいち開かなくても、ツールバーに表示されたAirPlayアイコンを右クリックすることで、iPad画面の接続、解除、制御できます。

接続するには「接続先」として対応するiPadを選択します。

解除するには「接続解除」を選択します。

接続解除するのはiPadで接続解除アイコンをタップした方が1アクションで済むので早いですね。

その他、iPadに表示する画面をMac画面のミラーリング画面にするのか、セカンドディスプレイにするかを選択できます。

また、サイドバーやTouch Barの表示、非表示を制御できます。

おわりに:対応しているMac、iPadを持っているならぜひお試しを

残念ながら音はMacからとなりますが、iPadで動画を流しても違和感なく鑑賞できることにビックリしました。

手持ちのiPadがセカンドディプレイ、またはペンタブレットになるSidecar。

対応しているMac、iPadを持っているなら一度は試して欲しい機能です。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
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