2019年8月27日。Apple Watchの最新OS、watchOS5.3.1がリリースされました。早速手持ちのApple Watch Series 3を更新したので、アップデートすべきか否か、変更点、所要時間、導入後の不具合の有無、更新手順についてご紹介します。
今回はiPhone/iPad用のOSであるiOS(12.4.1)のリリースに合わせています。Mac用のOS、macOS Mojave(10.14.6追加アップデート)も同日リリースとなっています。
iOS、macOSの更新情報については次のリンクから詳細をご確認ください。
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62841″ title=”iOS12.4.1リリース。重要なセキュリティおよび安定性のアップデート。アップデートすべき?待つべき?内容・サイズ・所要時間は?アップデート後の不具合は?” site=”de-gucci.com” target=”_blank”]
[sanko href=”https://de-gucci.com/release/62858″ title=”macOS Mojave 10.14.6追加アップデート(18G95)リリース。3件の問題、1件のセキュリティ問題に対応。アップデートすべき?待つべき?内容・サイズ・所要時間は?アップデート後の不具合は?” site=”de-gucci.com” target=”_blank”]
では、watchOS5.3.1の詳細を紹介します。
watchOS 5.3.1アップデートすべき?待つべき?
今回のwatchOSのアップデートはwatchOS 5.3からwatchOS 5.3.1と3番目の数字が追加されるメンテナンスリリースの位置づけとなります。
watchOS5.3.1では重要なセキュリティアップデートが含まれすべてのユーザに推奨されると書かれていますが、具体的な情報は公式サイトにも書かれていません。
watchOS5.3.1にアップデートした方が良い方は次のとおりです。
- iOS12.4.1にアップデートした方
- 最新版を利用したい方
逆にwatchOS5.3.1へのアップデートを待った方が良い方は次のとおりです。
- watchOS 5.3よりも前のwatchOSを利用している方
- 慎重派の方
慎重派の方は、2週間程度、不具合が発生していないか様子を見てからアップデートするか否か検討することをオススメします。
watchOS 5.3.1アップデート後の不具合について
2019年8月28日17:30現在、Apple Watch Series 3 42mmのwatchOSを5.3から5.3.1にアップデートしましたが、次のような不具合・問題は発生していません。
- 起動しなくなる
- 再起動を繰り返す
- 通信しない
- 利用できない
何かありました際には適宜更新します。
watchOS 5.3.1のアップデートのサイズ、所要時間について
watchOS5.3.1のサイズ、所要時間は次の通りです。
機種 | 更新前 watchOS |
サイズ | 全体 所要時間 |
ダウンロード 所要時間 |
インストール 所要時間 |
更新後 パージョン |
---|---|---|---|---|---|---|
Apple Watch Series 3 42mm | 5.3 | 68.0MB | ?分 | ?分 | 12分 | 16U600 |
今回のサイズは68.0MBでしたが、ダウンロード時間は確認した時点で途中まで進んでいたり、途中でダウンロードを中断したりで正確な時間がわかりませんでした。
watchOSのアップデートは、
- インターネットからiPhoneへのアップデートファイルのダウンロード
- iPhoneからAppleWatchへのアップロード
と2段階のインストールとなるため、インターネット接続環境、iPhone-AppleWatchの通信状況に大きく依存します。
最低1時間以上、可能であれば2時間程度、iPhoneならひにAppleWatchを利用しなくても問題のないタイミングでアップデートを実施してください。
また、watchOSの更新については、
- Apple Watchが充電器に接続されていること
- Apple Watchが50%以上充電されていること
- Apple WatchとペアリングしているiPhoneが同一のWi-Fiに接続されていること
を確認の上、アップデートを行うようにしてください。
watchOS 5.3.1の更新内容
2019年8月27日17:00現在、公式サイト「watchOS 5 のアップデートについて」の「watchOS 5.3.1」には次のように記載されています。
watchOS 5.3.1
watchOS 5.3.1には重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watchOS 5.3.1のセキュリティアップデート内容
watchOS5.3では重要なセキュリティアップデートが含まれていると書かれているので、公式サイトの「Apple セキュリティアップデート」を確認してみます。
が、まだ日本語の情報は記載されていません。
それでは、と、英語サイトの「Apple security updates」を確認してみると…
watchOS 5.3.1のところに、
- This update has no published CVE entries.
と書かれています。
CVEとは、
Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)
MITRE社が1999年に前述の「セキュリティ脆弱性のデータベースについての研究ワークショップ」で提案し、実現化させた脆弱性情報データベースである[1]。他の脆弱性情報データベースと異なり、内容がベンダ依存でない(業界標準名が用いられている)ことが利点として挙げられる。
とウィキペディア「脆弱性情報データベース」に書かれています。
脆弱性(ぜいじゃくせい)って何よ。ってことになるかもしれませんが、コンピュータがウィルスに感染するキッカケとなるセキュリティ上の問題、弱点のことです。
Macはもちろんのこと、iPhoneもiPadも、そしてApple Watchもコンピュータの1つ。そしてインターネットと通信できるとウィルスに感染するリスクが飛躍的に高まります。
なので、脆弱性が発見された場合には、対象製品を提供しているメーカーはできる限り早く対策する必要があります。
今回は「no published CVE entries」と書かれているので、CVEという脆弱性情報データベースには登録されていないものの、何らかのセキュリティ上の不具合があり、それに対応する修正がされていることを示しています。
watchOS 5.3.1へのアップデート手順と確認方法について
watchOS 5.3.1へのアップデート手順
watchOS5.3.1へのアップデート手順は次のとおりです。
[timeline][tl title=’1.【Watch】アプリの起動’]
Apple WatchとペアリングしているiPhoneで「Watch」アプリをタップし起動します。
[/tl][tl title=’2.【一般】の選択’]
マイウォッチ画面で画面をスクロールし「一般」をタップします。
[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】の選択’]
一般画面で「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
[/tl][tl title=’4.【ダウンロードとインストール】の選択’]
ソフトウェア・アップデート画面で「watchOS 5.3.1」であること、また、ダウンロードサイズを確認し、「ダウンロードとインストール」をタップします。
[/tl][tl title=’5.【インストール】の選択’]
Apple Watchへのアップデートファイルのダウンロードが完了すると、「インストール」と表示されるため、「インストール」をタップします。
[/tl][tl title=’6.バスコードの入力’]
パスコードを入力します。
確認中…に変化します。
インストール中に変化します。
Apple Watchの再起動付近のタイミングでwatchアプリには「お使いのApple Watchは最新です。」と表示されます。
「了解」をタップすると「watchOS 5.3.1 お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されます。
が、Apple Watch上では数分インストールが継続して行われているのでご注意ください。
[/tl][tl][/tl][/timeline]
watchOS 5.3.1にアップデートされたことの確認
Apple Watchに時計のフェイスが表示されればwatchOS 5.3.1へのアップデートは完了しています。
が、本当にアップデートされているのかはわからないので、知りたい。と思うのは当然のこと。
iPhoneやApple Watchでアップデートされたことを確認するには次の手順で確認します。
iPhoneのWatchアプリでの確認
[timeline]
[tl title=’1.iPhoneで【Watch】アプリを起動’]
[/tl][tl title=’2.【一般】を選択’]
[/tl][tl title=’3.【ソフトウェア・アップデート】を選択’]
ソフトウェア・アップデート画面に「watchOS 5.3.1 このソフトウェアは最新です。」と表示されることを確認します。
[/tl][tl title=’4.【情報】を選択’]
一般に戻り「情報」を選択します。
情報画面の「バージョン」に「5.3.1 (16U600)」と表示されることを確認します。
[/tl][tl][/tl][/timeline]
Apple Watchの「設定」アプリでの確認
Apple Watchの「設定」アプリでもwatchOS 5.3にアップデートされたことを確認できます。
[timeline]
[tl title=’1.Apple Watchで【設定】アプリを起動’]
[/tl][tl title=’2.【一般】を選択’]
[/tl][tl title=’3.【情報】を選択’]
[/tl][tl title=’4.バージョンを表示’]
Apple Watchの画面をスクロールし、「バージョン」に「5.3.1 (16U600)」と表示されることを確認します。
[/tl][tl][/tl][/timeline]
おわりに
iOS、macOS MojaveのOSアップデートが表示されたので、watchOSも眺めているとwatchOSもアップデートがありました。
iOSをアップデートした際にはwatchOSも合わせてアップデートしてくださいね。
今後もwatchOSの情報がありましたら更新をしていきます。
では、今回はこの辺で。
[watchos-release-list]