2022年4月1日。watchOS 8.5.1(19T252)がリリースされました。前回のリリースから2週間ちょっとでのマイナーアップデートです。
実際に手持ちのApple Watch SEをwatchOS 8.5.1にアップデートした結果も踏まえて、更新すべきか否か、更新内容、サイズ、時間、手順、更新後の不具合の有無などを紹介します。
同日にiPhone用のiOS 15.4.1、iPad用のiPadOS 15.4.1、Mac用のmacOS Monterey 12.3.1がリリースされているので、対象機種をお持ちの方は合わせてご確認ください。
watchOS 8.5.1 に更新すべき?待つべき?
今回のwatchOSのアップデートはwatchOS 8.5からwatchOS 8.5.1へと3番目の数字が追加されるマイナーアップデートです。
watchOS 8.5.1では、セキュリティアップデートとバグ修正が含まれると記載されていますが、具体的な情報は公開されていません。
上記を踏まえてwatchOS 8.5にアップデートしても良い方は次のとおりです。
- watchOS 8.5に更新した方
- 最新版を利用したい方
- セキュリティ意識の高い方
反対にアップデートを待った方が良いのは、
- 慎重派な方
- 問題が発生した場合に対処か困難な方
です。
マイナーアップデートのため2週間程度様子見をしても良いと考えます。
watchOS 8.5.1 に更新後の不具合について
2022年4月1日11:30現在、Apple Watch SEをwatchOS 8.5.1にアップデートしましたが、次のような不具合・問題は発生していません。
- 起動しなくなる
- 再起動を繰り返す
- 通信しない
- 利用できない
その他、何か見つけた際には適宜更新します。
watchOS 8.5.1 のアップデートのサイズ、所要時間について
Apple Watch SEをwatchOS 8.4.2から8.5にアップデートしたときのサイズ、所要時間は次の通りです。
# | 機種 | 更新前 バージョン | サイズ | 全体 所要時間 | ダウンロード 所要時間 | インストール 所要時間 | 更新後 バージョン |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Apple Watch SE 44mm | 8.5 (19T242) | 74.3MB | 19分 | 10分 ※1 | 9分 | 8.5.1 (19T252) |
watchOSのアップデートは、
- インターネットからiPhoneへのアップデートファイルのダウンロード
- iPhoneからApple Watchへのアップデート
と2段階のインストールとなるため、インターネット接続環境、iPhone – Apple Watchの通信状況に大きく依存します。
最低30分以上、可能であれば60分程度、iPhoneならびにApple Watchを利用しなくても問題のないタイミングでアップデートを実施してください。
また、watchOSの更新については、
- Apple Watchが充電器に接続されていること
- Apple Watchが50%以上充電されていること
- Apple WatchとペアリングしているiPhoneが同一のWi-Fiに接続されていること
- Apple Watchの使用可能容量が3GB以上あること
を確認の上、アップデートを行うようにしてください。
watchOS 8.5.1 の更新内容
Watchアプリのソフトウェア・アップデートには次の画面が出てきます。
サイズはApple Watchの機種、現行のパージョンによってサイズが変わります。
watchOS 8.5のApple Watch SEで74.3MBでした。
公式サイト「watchOS 8 のアップデートについて」の「watchOS 8.5.1」にも同様の記載があります。
ビジュアル的な内容や詳細は「watchOS 8」「watchOS 8、Apple Watchに新しいアクセス、つながり、マインドフルネスのための新機能を提供」をご確認ください。
日本における watchOS 8 の機能の対応状況
日本における watchOS 8 の機能の対応状況は次のとおりです。
- watchOS 8より「心拍数による周期記録の予測」が追加されています。
- watchOS 8.0.1で「デバイス上の音声入力」に対応していることを確認しました。
- watchOS 8.3以降で「QuickTypeキーボード」が追加されています。(8.4で認識)
- watchOS 8.5で大分類が「Apple Pay」から「ウォレット」に変更され、Apple Card、Apple Cashが追加、アプリケーション内での支払いが交通機関に変更されました。
また、大分類「マップ」が追加されました。
大分類 | 中分類・小分類 | 日本での対応状況 |
---|---|---|
Siri | Siri | ○ |
話せるSiri | ○ | |
Hey Siri | ○ | |
手首を上げて話す | ○ | |
翻訳 | ○(日本語<->英語・北京語・韓国語) | |
デバイス上の音声入力 | ○ | |
ブランドサービス | 血中酸素ウェルネスアプリ | ○ |
心拍数による周期記録の予測 | ○ | |
心電図 | ○ | |
不規則な心拍の通知 | ○ | |
友達を探す | ○ | |
ファミリー共有設定 | ○ | |
トランシーバー | ○ | |
News | ×(非対応) | |
指書き入力 | ×(非対応) | |
音声入力 | ○ | |
学生証 | ×(非対応) | |
Radio | ○ | |
空気質指標 | ×(非対応) | |
VoiceOver | ○ | |
海外における緊急通報 | ○ | |
Apple Music | Apple Music | ○ |
オーディオブック | オーディオブック | ○ |
Podcast | Podcast | ○ |
ウォレット | Apple Pay | ○ |
Apple Card | ×(非対応) | |
Apple Cash | ×(非対応) | |
交通機関 | ○ | |
Appleのマップ | 経路案内:この周辺 | ○ |
経路案内:経路の統合 | ×(非対応) | |
経路案内:ターンパイターン | ○ | |
自転車での経路 | ×(非対応) | |
マップ | 交通機関 | ○ |
リアルタイムの交通機関情報 | ×(非対応) | |
QuickTypeキーボード | 言語 | ×(非対応) |
自動修正 | ×(非対応) | |
QuickPath | ×(非対応) |
watchOS 8.5.1 のセキュリティアップデートについて
公式サイト「Apple セキュリティアップデート」で「watchOS 8.5.1」を確認すると、セキュリティ問題(CVE)への対応が含まれていないことがわかります。
watchOS 8.5.1 へのアップデート手順
Apple Watchに「watchOS 8.5.1が利用可能です。」と通知されることがあります。
最新のwatchOSへのアップデート手順は次のとおりです。
watchOS 8.5.1 にアップデートされたことの確認
iPhoneのWatchアプリでの確認
iPhoneやApple Watchでアップデートされたことを確認するには次の手順で確認します。
Apple Watchの「設定」アプリでの確認
Apple Watchの「設定」アプリでもアップデートされたことを確認できます。
おわりに
前回のリリースから2週間ちょっとでのマイナーアップデート。
不具合があった場合には更新します。
では、今回はこの辺で。