[wordpress-release-info]
2020年6月11日。前回のリリースから40日。WordPress 5.4.2がリリースされました。
メンテナンスとセキュリティのリリースとなります。
23件のバグ修正と拡張、6件のセキュリティ修正が含まれています。
アップデートすべきか否か、アップデート後の不具合の有無、更新内容、更新手順について紹介します。
WordPress 5.4.2アップデートすべき?待つべき?
今回のリリースはバージョンに3番目の数字が追加されるメンテナンス&セキュリティリリース。
公式ブログWordPress 5.4.2 Security and Maintenance Releaseによると23件のバグ修正と拡張、6件のセキュリティ修正が含まれます。
メンテナンス&セキュリティリリースということで機能追加は含まれていません。
WordPress 5.4、5.4.1の方はアップデートすることをオススメします。
また、公式サイトのReleasesを見ると、WordPress 5.3以前の方についてもWordPress 3.7以降についてはそれぞれのバージョンでメンテナンス&セキュリティリリースが出ています。
各バージョン用のアップデートを適用してください。
WordPress 5.4.2アップデート後の不具合について
手持ちの15のサイトをWordPress 5.4.2にアップデートしましたが、2サイトを除いて
- ホワイトスクリーンになる
- 50x系のエラー画面が表示される
- テーマが適用されない
- プラグインが動作しない
などの目立った不具合は見つけられていません。
2サイトについては更新中のアイコンが消えたものの、更新完了画面が出ず、管理画面の右ペインがグレーのままの状態となりました。
が、数分経過後に画面のリロード(Ctrl+R/Cmd+R、F5)を実施したところ、「更新はありません」という表示となり、左ペインのメニューから「更新」をクリックしたところ、WordPress 5.4.2 ja に更新されていることがわかりました。
もっとも気づいていないだけの可能性もありますが…
2020年6月11日17:00時点では、公式サポートページのフォーラムで5.4.2で検索しても特に重大と思われる不具合は記載されていません。
また、日本語のフォーラムで5.4.2で検索しても特に重大と思われる不具合は記載されていませんでした。
今後、追加されるかもしれないので、その他不具合など気づいたら追記します。
WordPress 5.4.2更新内容
WordPress公式ブログにWordPress 5.4.2 Security and Maintenance Release(英語)が投稿されています。
詳細については公式サポートページVersion 5.4.2(英語)で確認できます。
個別のチケットについてはこちら(英語)で確認できます。
それぞれご確認ください。
ちなみに修正されたコンポーネントは
- Bundled Theme (14件)
- Editor (1件)
- REST API (1件)
- Custormize (1件)
- Taxonomy (1件)
- Site Health (1件)
- Comments (2件)
- Help/About (2件)
となっており、特に今年の公式テーマである Twenty Twenty の修正が10件となっています。
WordPress 5.4.2更新手順
今回はマイナーアップデート(メンテナンス&セキュリティリリース)ということで、自動更新されているかもしれません。
その場合はこれ以上の対応は不要です。
手動での更新は次のとおりです。
[timeline]
[tl title=’1.管理画面に下記のメッセージ「WordPress 5.4.2が利用可能です!今すぐ更新してください。」が表示されていたら「今すぐ更新してください」のリンクをクリックする’]
[/tl][tl title=’2.「WordPress 5.4.2-jaに自動更新できます:」の記述があったら「今すぐ更新」ポタンをクリックする’]
※念のため、更新前にWordPressのバックアップ(データベースとファイル)をすることをオススメします。
[/tl][tl title=’3.更新が終了すると「WordPress 5.4.2」の画面が表示される’]
[/tl][tl title=’4.WordPressの更新に「最新バージョンの WordPress をお使いです。」と表示される’]
以上でWordPress 5.4.2への更新は終了です。
[/tl][tl title=’4.必要に応じて、テーマ、プラグインを更新する’]
同じタイミングでテーマやプラグイン、翻訳の新しいバージョンが利用できる場合があります。
でぐっちの環境では次のプラグインの更新が表示されました。
- DeMomentSomTres Export (20200610へ)
でぐっちの環境では次のテーマの更新が表示されました。
- Twenty Twenty (1.4へ)
- Snow Monkey (10.8.2へ)
でぐっちの環境では次の翻訳の更新が表示されました。
- WordPress (ja)
- Akismet Anti-Spam (ja)
- Twenty Twenty (ja)
[alert title=”注意”]気づいていないだけで自動更新されている可能性もありますので上記が全部ではありません。[/alert]
必要に応じて更新します。
ただし、
- テーマについては、次の2つを満たす場合は、事前に必ずテーマのバックアップまたはコピーを取った上で更新してください。変更内容が上書きされ消えてしまう場合があります。
- 更新対象のテーマを利用している、かつ、
- 子テーマを使わず、テーマのファイルを直接編集して利用している
- プラグインについては、更新後のプラグインに大きな変更がないか確認した上で更新してください。Google Analytics Dashboard for WordPress(GADWP)のように、仕様や使い勝手が大きく変更されてしまう場合があります。
[/tl][tl][/tl][/timeline]
では、今回はこの辺で。
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