2022年1月26日。前回のリリースから約20日。WordPress 5.9 がリリースされました。12月リリース予定だった今年1年のベースとなるメジャーバージョンのリリースです。255件の修正・追加が含まれています。
WordPress 5.9にアップデートすべきか否か、更新内容、更新手順、更新後の不具合について紹介します。
WordPress 5.9 にアップデートすべき?待つべき?
今回はこの先1年、2022年のWordPressのベースとなる2番目の数字が変更されるメジャーアップデート。
- 100件のバグ修正
- 99件の拡張
- 5件機能追加
- 51件のタスクへの対応
と255件のバグ修正・拡張・機能追加・対応が含まれています。
今回、WordPress 5.9 への更新をしても良いのは次の方です。
- これから正式にWordPressサイトをオープンする方
- 最新版を利用したい方
- フルサイト編集を使いたい方
です。
ただし、フルサイト編集は対応したテーマが必要となるため、WordPress 5.9に追加されたテーマ Twenty Twenty-Two 以外のテーマを利用したい方は、しばらく待つ必要があるかもしれません。
反対に対応を見送った方が良い方は
- 慎重な方
- 問題が発生したときの対処がわからない方
です。
今回はメジャーアップデートのため、しばらく不具合が発生する可能性があります。
2週間ぐらいは様子見するのは全然有りだと思います。
そうでなくても、導入済みのプラグインがWordPress 5.9に正式対応するまで待つのは良いと考えます。
WordPress 5.9 更新後の不具合
2022年1月27日15:00時現在、この記事を書いているサイトが WordPress 5.9 にアップデートされていますが、画面に表示されないなどの不具合は発生していません。
【解消しました】WordPress更新前から出てたような気がしますが、Site Kit by Goolgeプラグインが不明なエラー(Invalid JSON response)を出しまくってます。
その他、問題や不具合に気づいたら追記します。
WordPress 5.9 更新内容
WordPress 5.9に更新すると次の画面が表示されます。
WordPress 5.9の一番の目玉、進む方向性としては、フルサイト編集機能が登場したこと。フルサイト編集機能に対応した新テーマ Twenty Twenty-Twoが登場し、対応ブロックが利用可能になっています。
ブロックエディタについて、さらなる改良と改善が進んでいます。
開発者向け情報。
「WordPress 5.9について学ぶ」にはlearn.wordpress.orgにアクセスすることでWordPress 5.9の新機能について学べるとの情報が。ボランティアの協力により日本語化も進んでいるようです。
詳細はフィールドガイドに記載されています。
WordPress 5.9 “Josephine”
公式サイトのブログ改めニュースに「WordPress 5.9 “Josephine”」が公開されており、自サイトのWordPress情報に書かれている内容か記載されています。
WordPress 5.9 Field Guide
公式サイトに「WordPress 5.9 Filed Guilde」が掲載されています。
修正や機能拡張については、
- 100件のバグ修正
- 99件の拡張
- 5件機能追加
- 51件のタスクへの対応
の計255件が含まれていると記載されています。
WordPress開発者が不具合・機能拡張等を管理している trac によると、47コンポーネントで370件の修正・追加がされています。
- Component: Administration (14)
- Component: Application Passwords (4)
- Component: Bootstrap/Load (2)
- Component: Build/Test Tools (42)
- Component: Bundled Theme (32)
- Component: Comments (6)
- Component: Comments (1)
- Component: Cron API (1)
- Component: Customize (7)
- Component: Database (3)
- Component: Date/Time (1)
- Component: Editor (40)
- Component: Embeds (4)
- Component: External Libraries (8)
- Component: Feeds (1)
- Component: Filesystem API (2)
- Component: Formatting (7)
- Component: General (22)
- Component: HTTP API (5)
- Component: Help/About (7)
- Component: I18N (3)
- Component: Login and Registration (12)
- Component: Mail (1)
- Component: Media (21)
- Component: Menus (1)
- Component: Networks and Sites (2)
- Component: Options, Meta APIs (2)
- Component: Permalinks (2)
- Component: Plugins (6)
- Component: Post Thumbnails (1)
- Component: Posts, Post Types (10)
- Component: Privacy (2)
- Component: Query (2)
- Component: Quick/Bulk Edit (1)
- Component: REST API (22)
- Component: Revisions (3)
- Component: Role/Capability (1)
- Component: Script Loader (6)
- Component: Security (1)
- Component: Site Health (6)
- Component: Taxonomy (7)
- Component: Text Changes (1)
- Component: Themes (15)
- Component: Toolbar (5)
- Component: Upgrade/Install (15)
- Component: Upload (1)
- Component: Widgets (7)
新テーマ Twenty Twenty-Two (2022)の登場
年に一度のメジャーバージョンアップということで、2022年用のデフォルトテーマ、Twenty Twenty-Twoが追加されます。
アイキャッチをクリックすると詳細が表示されます。
Twenty Twenty-Twoがインストールされたことにより、昨年度のテーマTwenty Twenty-One (2021)は削除可能となります。
このテーマも削除可能ですが、最低1つは年度を示すデフォルトテーマ(Twenty Twenty-Oneなど)がインストールされている必要があります。
WordPress 5.9 更新手順
おわりに
2021年12月にリリースされる予定だった、2022年のメジャーバージョンとなるWordPress 5.9がようやくリリースされました。
WordPressのビジュアルエディタと様々なブロックを合わせて、WYSIWYGな見た目どおりのサイト作成ができるようにしよう!というのが目標のようです。
現時点ではWordPress 5.9アップデート時にインストールされる新テーマ Twenty Twenty-Two ぐらいしか対応テーマがありませんが、今後、続々と対応テーマが出てくるのではないかと思います。
現在利用しているテーマか対応すると良いですね。
では、今回はこの辺で。