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macOS Catalina 10.15.5アップデート(19F96)リリース。更新すべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新内容、更新後不具合などについてご紹介

[macos-release-info]

2020年5月27日。macOS Catalina 10.15.5アップデート(19F96)がリリースされました。5件の機能・オプションの追加、8件のバグ修正、改善、5件の企業向け対応、44件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれています。

macOS 10.15.5アップデートに

なお、約1週間前にiPhone用のiOS 13.5、iPad用のiPadOS 13.5、Apple Watch用のwatchOS 6.2.5もリリースされています。

対応機種をお持ちの方で未確認の方は合わせてご確認ください。

今回、旧OSであるmacOS Mojave (10.14)、macOS HighSierra (10.13)についてもそれぞれSecurity Update 2020-003 Mojave、Security Update 2020-003 Mojaveがリリースされています。

旧OSをご利用の方はセキュリティアップデートをご検討ください。

目次

macOS Catalina 10.15.5アップデート 更新すべき?待つべき?

前回のリリースから1ヶ月と20日。macOS Catalina 10.15.5アップデートは、メジャーリリースの位置づけとなります。

  • 5件の機能・オプションの追加
  • 8件のバグ修正、改善
  • 5件の企業向け対応、44件のセキュリティ問題(CVE)への対応

が含まれています。

特に、Macbookを利用の方はバッテリー寿命を延ばす仕組みが提供されたので、実際の効果はまだ未確認ですが更新する価値があると思います。

また、macOS Catalina 10.15.4から44件のセキュリティ問題に対応しています。

バッテリーへの新しい取り組みで不具合が出る可能性はありますが、基本的にはアップデートしても良いと考えています。

メジャーアップデートということで、不安な方は、2週間~1ヶ月程度様子を見るのもアリだと思います。

macOS Catalina 10.15.5アップデート 更新後の不具合の有無について

2020年5月27日20:30現在、

  • MacBook Retina 12-inch Early 2016
  • iMac 27-inch, Late 2013

にmacOS Catalina 10.15.5アップデートをインストールしましたが、

  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す
  • 通信できない

などの不具合は発生していません。

その他、何か不具合を見つけた場合には更新します。

macOS Catalina 10.15.5アップデート サイズ、更新所要時間は?

実機で確認したmacOS Catalina 10.15.5アップデートのサイズ、更新所要時間は次のとおりです。

# 機種 更新前
バージョン
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
1 Macbook Retina,
12-inch, Early 2016
19E287 2.98GB 52分 4分
※1
48分 19F96
2 iMac 27-inch,
Late 2013
19E287 2.98GB 50分 5分
※2
45分 19F96

※1:Wi-Fiを利用
※2:有線LANを利用

最低1時間、できれば1時間半Macを使わずに済む時間を確保ください。

TimeMachineによるバックアップを行う場合にはプラスαでバックアップする時間を確保してください。

Macbookに関しては、

  • 安定・高速なWi-FI接続、または、有線LAN
  • 電源

環境を整えた上で作業することを強く推奨します。

macOS Catalina 10.15.5アップデート 修正内容について

「ソフトウェア・アップデート」の画面には次のように表示されます。

「詳しい情報…」をクリックすると詳細が表示されます。

macOS 10.15.4のMacbookでは2.98GBのサイズとなっています。

下の部分はスクロール表示可能です。

公式サイト「macOS Catalina のアップデートの新機能」にはまだ日本語の情報は記載されていませんが、英語では「macOS Catalina 10.15.5」が記載されています。

内容は上記の画像と同じ内容ですが、

  • バッテリーの状態管理で3件
  • FaceTimeで1件
  • Pro Display XDRで1件

計5件の機能・オプションが追加されています。

また、8件のバグ修正および改善、5件の企業向けの対応が含まれています。

macOS Catalina 10.15.5アップデート セキュリティコンテンツについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」の「macOS Catalina 10.15.5、セキュリティアップデート 2020-003 Mojave、セキュリティアップデート 2020-003 High Sierra」にmacOS Catalina 10.15.5のセキュリティ対応について記載されています。

それによると、macOS Catalina 10.15.4にあった下記のカテゴリに渡る44件のCVE(Common Vulnerabilities and Exposures; 共通脆弱性識別子 ≒ セキュリティ問題)への対応が行われています。

  • Accounts (1)
  • AirDrop (1)
  • AppleMobileFileIntegrity (1)
  • AppleUSBNetworking (1)
  • Audio (2)
  • Bluetooth (1)
  • Calendar (1)
  • CVMS (1)
  • DiskArbitration (1)
  • Find My (1)
  • FontParser (1)
  • ImageIO (3)
  • Intel Graphics Driver (1)
  • IPSec (1)
  • Kernel (10)
  • ksh (1)
  • PackageKit (2)
  • Python (1)
  • Sandbox (1)
  • Security (1)
  • SIP (1)
  • SQLite (1)
  • System Preferences (1)
  • USB Audio (1)
  • Wi-Fi (5)
  • WindowServer (1)
  • zsh (1)

MacBookシリーズの大半で利用するWi-Fiで5件、Mac全体に影響するKernelで10件のセキュリティ問題に対応しています。

アップデートを強くオススメします。

macOS Mojave (10.14)、macOS High Sierra (10.13.6)のセキュリティアップデートもリリース

今回、旧OSであるmacOS Mojave (10.14)、macOS HighSierra (10.13)についてもそれぞれSecurity Update 2020-003 Mojave、Security Update 2020-003 High Sierraがリリースされています。

macOS Mojave 10.14.6について28件、macOS High Sierra 10.13.6について28件のセキュリティ問題への対応が行われています。

まだmacOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6をご利用の方はアップデートすることをオススメします。

macOS Catalina 10.15.5アップデート 更新手順

[timeline][tl title=’1.【システム環境設定】アイコンをクリックし起動します。’]

[/tl][tl title=’2.【ソフトウェア・アップデート】アイコンをクリックします。’]

[/tl][tl title=’3.「このMac用のアップデートがあります macOS 10.15.5アップデート」と表示されることを確認します。’]

[/tl][tl title=’4.【今すぐアップデート】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’5.【ダウンロードして再起動】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’6.自動的にダウンロードが開始されます。’]

[/tl][tl title=’7.ダウンロードが完了したら【今すぐアップデート】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’8.【再起動】をクリックします。’]

自動的に再起動、インストールが実施されます。

[/tl][tl title=’9.ログイン後「このMacは最新の状態です – macOS Catalina 10.15.5」と表示されることを確認します。’]

以上でmacOS Catalina 10.15.5アップデートのインストールは完了です。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

macOS Catalina 10.15.5アップデート適用確認方法

macOS catalina 10.15.5アップデートがインストールされているか確認するには次の手順で確認します。

[timeline]

[tl title=’1.メニューバーの【リンゴマーク】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’2.【このMacについて】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’3.macOS Catalina バージョン 10.15.5と表示されることを確認し【システムレポート…】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’4.左ペインをスクロールし【ソフトウェア】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’5.「システムのバージョン」が「macOS 10.15.5 (19F96)」と表示されることを確認します。’]

さらに、左ペインで「ソフトウェア」→「インストール」の順にクリックし、右ペインのソフトウェア名に「macOS Catalina 10.15.5アップデート」と表示されることを確認します。

以上で確認は終了です。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

おわりに

Macbook 12-inch, 2016をmacOS Catalina 10.15.5アップデートに更新しましたが、特に気づく不具合は発生していません。

不安な方は2週間は様子を見てください。

何か不具合があった場合には更新していきます。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
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インターネットビジネス、ブログ運営、iOSプログラミングなど、学ぶことが大好き。
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