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佐藤直紀さんの個展「秘境の東京、そこで生えている」の特別イベントで立川吉笑さんの「吉笑ゼミ。」特別編を聴いてきた!

目次

佐藤直紀さんの個展「秘境の東京、そこで生えている」とは

佐藤直紀さんは立川吉笑さんの著書「現在落語論」の表装を手がけたアートディレクター・デザイナーさんです。 その佐藤直紀さんがライフワーク?で取り組まれている、木炭で身近な植物を描く「そこで生えている。」シリーズの個展が2017年4月30日から6月11日まで、末広町の3331 Arts Chiyodaで開催されてます。 [blogcard url=”http://ithasgrown.com/”] その中のイベントの一つとして立川吉笑さんを呼んでの落語&トークを行う「吉笑ゼミ。」の特別編が開催されたんです。

「吉笑ゼミ。」とは

立川談笑さんの一番弟子で二つ目の立川吉笑さんが主催するイベントです。 「吉笑ゼミ。」の「。」を忘れてはいけません。モーニング娘。のように。 毎回、吉笑さんが気になったテーマの専門家をゲストとしてお呼びして、 ・吉笑さんの落語 ・ゲストの方の講義 ・レポートとしての即興落語 ・ゲストの方と吉笑さんのトーク の形で進められています。 今まで6回ぐらい開催されていて、今後は9月2日に東大、12月17日に京大で開催される予定とのこと。

「吉笑ゼミ。」特別編

なので、今回は佐藤直紀さんが主催で立川吉笑さんがゲストだったので「特別編」となっています。が、進行はほぼ同じ。

落語「くじ悲喜」

マクラは自転車で立ち漕ぎしようとした時に起きた惨事、自己紹介、吉笑ゼミ。について、数学が好きになったキッカケ、落語について、など。 中でも、数学が好きになったきっかけの話、1+1と1-1の違いについての研究の話は何回聞いても面白い。 落語は「くじ悲喜」。いろんなところが修正されていて、同じ噺でも変化・進化してるんだなぁと言うのを実感。

佐藤直紀さんのお話

続けて、佐藤直紀さんによるお話し。 なんで「そこで生えている。」を書いているのか、落語とアートの共通点としてのイメージの再現性、美大の限界・問題点、花を絵に描くということについて、「そこで生えている。」を木炭で描いていることについてなどのお話を伺い、また、知らない世界の一部を知ることができて満足。 自分は話し手ではないとおっしゃってましたが、自分の想いのお話だったので聴きごたえのあるお話でした。

即興落語

考える時間も兼ねての休憩のあと、先ほどの佐藤さんのお話を入れての即興落語。 サトウさんとタチカワさんの会話形式で進行するサトウさんのアートの噺。 場所も時間を自在に動かしながらの展開が落語らしいなぁ。と思ったり、また、アートの進化・変化の可能性について感じることができたり。やっぱり吉笑さんてスゴい。

佐藤直樹さんと立川吉笑さんのトーク

佐藤直樹さんの吉笑さんの即興落語の感想から始まり、吉笑さんの「そこで生えている。」についての質問とそれに対する回答・エピソードなど。 実際に目の前に描かれている絵が、その時点でどうして描かれたのかを本人に直接解説していただけたのは嬉しかったです。 また本人が30年後に自分自身がどうなっているか楽しみというのが印象的でした。チャンスがあれば私も見てみたい。 そんなこんなであっという間の2時間を過ごさせていただきました。

3331 Arts Chiyoda

今回の会場となったのは「3331 Arts Chiyoda」。 訪問したとき、学校っぽいなぁ…と。 調べてみたら、2005年まで千代田区立錬成中学校だった建物で、それを改修してできた複合文化施設とのこと。 [blogcard url=”http://www.3331.jp/”] オシャレな空間になっていて雰囲気のいい施設でした。   おもしろい!参考になった!という方は、よろしければはてなブックマークしていただけるとでぐっちが喜びます。 このエントリーをはてなブックマークに追加

3331 Arts Chiyoda ってどこにあるの?

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この記事を書いた人

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