2017年5月23日の立川談笑一門会
会場である吉祥寺、武蔵野公会堂に到着すると今日の演目が貼られています。
今回は18:15ごろ到着したんですが、8人ぐらいの方がすでにベンチに並んでました。私も並んで待ち18:30の開場でホールへ。
今回もいつもの席?最前列右端を確保することができました。画像が前回とほぼ同じ絵面だ、、、
本日の演目
本日の演目はこちら。
立川談洲(前座)「子ほめ」
立川談洲さんは今年1月に入門した五番弟子。錦笑さんとほぼ一緒に入門したと言ってもいいような気がします。
現在では、小学校でダンスの授業というのがあるらしいんですが、談洲さんはダンスを教えることができる資格を持っているとのこと。
実際、手だけの動きですが、キレのあるウェーブ(波)の動きをやってくださってホンモノだ!と思いました。
が、高座の上では活かすことのできない特技、宝の持ち腐れとも(^_^;;「談洲にダンス」なんて言ってみたり。
出身が、富山県、しかも射水市と言えば、、、立川流では有名な方がいらっしゃいますね。なぜ、その方に弟子入りしなかったのかは今回は明かされませんでした。
「付け焼き刃ははげやすい」から「子ほめ」
[sanko href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E3%81%BB%E3%82%81″ title=”子ほめ – Wikipedia” site=”Wikipedia” target=”_blank” rel=”nopener noreferrer nofollow”]
しゃべりが滑らか。うまい。よく言えばカッコいい。悪く言うとキザなしゃべり方かな、、、
噺を聴いてて、ちょい早口かな、、、と思ったり、もうちょいハッキリ言うといいかな、、、と思ったり。
なんだろう、間。ですかね。リズムと言うのかな、がよくなるとさらにいいんだろうな。と思いました。
しかし、先月吉笑さんが言った通り、期待の新人だと思います。
でも、談笑一門は吉笑さんしかり、笑二さんしかり、芸人さんが多く入ってくる一門になりつつあるかも。
談笑師匠のおおらかな育て方と吉笑さん、笑二さんが抜きん出ているのとで、そうなっているのかもしれませんが。
立川吉笑(二つ目)「八五郎方向転換」中トリ
談洲さんが入門したことによる来年の新年会への期待の話。
吉笑さんのときの話、去年と今年の笑坊さんと笑んさんの話。
特に今年については、スベったことから、笑二さんが呼ばれ、それもスベり、吉笑さんも呼ばれ、やっぱスベり、しまいには師匠まで呼ばれて一門での余興になったことが面白く話されて大爆笑。
さすが師匠!と感じたところで、オリジナルネタ「八五郎方向転換」。
吉笑さんお得意のループ系、カオス的な話で心地よい頭の混乱を楽しみました♪
立川笑二(二つ目)「鉄拐」
仲入りの後に笑二さん登場。
まずは、談洲さんについて一言。「なんでしょう。このこなれた感」に爆笑。
ただ、吉笑さんを1年半で2つ目にあげたことが立川流で問題になり、その後3年は前座修行することになってるので、3年間頑張れ。とのエール。
笑二さんもその影響を受けて本当だったら1年半ぐらいで上がれるところ、割食らって3年前座やったんですよね、、、
その後、新文芸坐で1年ぐらい前座仕事をしていたときの理不尽な話があってからの「鉄拐」
[sanko href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E6%8B%90″ title=”鉄拐 – Wikipedia” site=”Wikipedia” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer nofollow”]
笑二さんは基本的に古典専門の噺家さんですが、古典の中に自分らしさに加え、自分の解釈や「今」を入れてくるところが素晴らしいと感じています。
今回の撤回も笑二さんらしさを感じることができ面白かったです。
立川談笑(真打)「子別れ〜昭和篇〜」トリ
最後にトリで師匠が登場。
まずは笑二さんの鉄拐についての感想、そして吉笑さんのマクラの今年の新年会の師匠のリアクションの真相についてのお話。
そこから、吉本の神保町花月の話から若者の話、グリーン車での若者の話から職人の話、自分の過去&周りの話からの「子別れ〜昭和篇〜」。
さすが師匠。ちゃんとマクラから客席をあたためつつ、マクラの流れでネタに入る。素晴らしいと思いました。
一門会ということで弟子にお手本を見せるという意味も大きかったんでしょうね。
いつもは時事、政治ネタのマクラが多いんですが、今回はちょっと抑えてました。まぁ、時間が押してる。というのもあったのかもしれません。
その辺の時間調節が自由自在にできるところも、これまた師匠のスゴさだと思っています。
今回のネタは「子別れ〜昭和篇〜」。私の大好きな演目の一つです。笑いあり、涙あり、古典を現代に。という家
元談志の教えを立川流で一番実践しているのが談笑師匠なんじゃないかと思っています。
元となった古典の「子別れ」はWikiなどで
[sanko href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E5%88%A5%E3%82%8C” title=”子別れ – Wikipedia” site=”Wikipedia” target=”_blank” rel=”nopener noreferrer nofollow”]
今回もよかった、、、新しくなったらしい「液晶テレビ算」を聴けてないので一度聴いてみたいところです。いつかやってくれないかなー。
次回の演目
次回は、
「千早ふる」笑ん
「片棒・改」談笑(仲トリ)
〜仲入り〜
「佐々木政談」笑二
「一人相撲」吉笑(トリ)
ということで、吉笑さんがトリ。
次回は2017年6月23日(金)開場18:30、開演19:00。
全席自由席、予約なし。木戸銭(入場料)として一人2,500円。学生さんは1,000円となる学割あり。仲入り後の入場も1,000円となる割引があります。
お時間ある方はぜひ。私もよほどのことがない限りは次回も行く予定です!
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