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2017年3月29日の立川談笑一門会に行ってきた!

目次

立川談笑一門会とは

落語評論家の広瀬和生さんの著書「この落語家を聴け!」で立川四天王の一人と評される立川談笑師匠。

その談笑師匠の一門会がほぼ毎月、吉祥寺の武蔵野公会堂で行われています。

ホール落語でも、寄席の時間のあるときプラっと入れる雰囲気を実現したい。と言うことで始められた、予約、チケットなしの木戸銭(入場料)で入れる落語会です。

ゆくゆくは落語でない芸人さんも呼んで、、、とおっしゃってたこともありますが、今のところ実現してません(笑)

この談笑一門会に行くのが私の楽しみの一つでもあります。

吉祥寺、武蔵野公会堂

JR中央線、京王井の頭線の吉祥寺から徒歩5分ぐらいのところにある座席数350〜400ぐらいのホールです。

ちょっと年季は入っているけど、ここが立川談笑一門会のホームとなっています。

私もすっかり馴染みのホールとなりました。

私は最初は真ん中前から2列目の左側に座ってたんですが、最近は最前列右端に座ることが多いです。

それはなんか吉笑さんと目が会う機会が多い気がするから。実は単に上下(かみしも)を切る殻だけなのかもしれませんが。

あとは、出てくる瞬間の舞台裏をちょろっと見ることができるから。おっとこれはヒミツです。

今回は、会社の会議が長引いて会社を出るのが遅れたのと、さらに電車遅延で開演時間の19時を過ぎての会場入りとなってしまい、前座である笑んさんのマクラに入ったところだったので、最前列には先客がいたため、2列めの右端での観賞となりました。

その日やるネタが発表されている

立川談笑一門会で面白いのが、その日やるネタ(演目)が前の回には発表されていること。

前座さんなどは1ヶ月間この一門会で発表されたネタをかけるために師匠、兄弟子、諸先輩方の落語会、勉強会で研鑽を重ねていると言っても過言ではないかと。

今回の演目はこちら。

  • 立川笑ん(しょーん)、あくび指南
  • 立川笑二、茶の湯
  • 立川吉笑、尻子玉
  • 立川談笑、シャブ浜

今回は師匠がトリの回です。今回は師匠の大ネタ「シャブ浜」があるためかいつもより多くのお客さんが入っていたように感じます。

 

最初の頃は師匠が仲入り前に一席、トリで一席の二席やってました。

が、二つ目である一番弟子、二番弟子の吉笑さん、笑二さんの実力が付いてきたからか、付けるためか、自分がラクをするためか、いつも21時半を過ぎてしまうためか、、、

その全部かもしれないけど、途中からは、談笑師匠がトリか仲入り前に一席やり、師匠が仲入り前のときには、師匠の代わりに吉笑さん、笑二さんもトリをやるようになりました。

今日のネタ(演目)

立川笑ん「あくび指南」

笑んと書いて、しょーんと読みます。三番弟子で前座の笑んさんが開口一番。

マクラでは、師匠との稽古が一番緊張することについて。

そこからのあくび指南。結びつけてますねぇ。

弟弟子が入ってきたこともあるのか、だいぶ話し方も滑らかに、声も大きくなったきたような感じがします。

立川笑二「茶の湯」

中トリは二番弟子で二つ目の笑二さん。中トリは超久々なような気がします。

マクラでは、笑点メンバでもある小遊三師匠とたい平師匠の二人会とセットになったイベント「落語家と行く花見ツアー」の案内役となった話を楽しく聞かせてもらいました。

ネタの茶の湯は、さすが古典の笑二さん。明るく元気に楽しい噺を聴かせてもらいました!

立川吉笑「尻子玉」

仲入りのあとに一番弟子で二つ目の吉笑さん。

マクラがなんと、笑二さんと同じ小遊三師匠、たい平師匠の二人会とセットになったイベント「若手落語家と行く花見ツアー」の案内役となったお話。

そのイベントはいろんなコースがあって、笑二さんは廉価版コースとは言ってもそれなりな料金のようでしたが、吉笑さんは高級なコースで、笑二さんのコースとの違い、比較で楽しく聞かせてもらいました。

詳細をここに書きたいのは超ヤマヤマなんですが、問題あるかもしれないのと、それがライブである落語会の良さでもあるので書かないことにします。

どうしても聞きたい方はでぐっちと会ったときにでもお声がけください。

もう一つのマクラが、内閣官房国際感染症対策調整室のYoutube動画「ジカ熱に注意!~落語編~」の制作秘話についての話。爆笑モノでした。あぁ、誰かに話したい(笑)

ネタは初めて聴く「尻子玉」。創作落語(新作落語)で吉笑ワールド炸裂な内容でなんでこんなこと思いつくんだろう?って腹筋とアタマが痛くなりました(笑)

立川談笑、シャブ浜

そして大トリが真打ちの談笑師匠の登場。

今回は大ネタということでマクラは短め。と言うか、吉笑さんの時間が長くて押したのか。

談笑師匠がFM東京でレギュラー番組を持つことになったとの報告。これかな?

[blogcard url=”http://www.tfm.co.jp/rakugosenkin/”]

どうやら毎週日曜日の夜22:30-22:55までの25分番組のようです。師匠の話しによればPodcastでも配信されるらしいので聴き逃しても安心。

ちなみに前日に収録だったんですが、そこの中で演じた落語が「芝浜」。50分ネタをなんと7分で演ったとのこと。これはこれで必ず聴かなければいけませんね。

という流れでの「シャブ浜」。見事な入り方です。さすが師匠。

「シャブ浜」は家元、立川談志師匠から一時期上演禁止を喰らってたいわく付きのネタ。

落語を現代に。という家元の意志を色濃く継いでいるのが談笑師匠が立川四天王の一人と言われるゆえんだと思っています。

このシャブ浜も流れを芝浜としながら、それを現代に置き換えたらどうなるのか?しかも独自のアレンジを加えて。という師匠の改作落語の代表作です。

しかも、これが落語の醍醐味ですが、そのとき、その場所、雰囲気で細かい所、場合によってはサゲまで変わることがあります。落語は観客、会場とのジャズライブのようなものなんです。

今回もいろいろ、そう来るかー。と思うところがたくさんあり堪能させていただきました。

次回のネタ(演目)

今回もちゃんと次回のネタ(演目)が発表されています。

見習いから正式に入門したのかな?

3ヶ月ぐらい前から2人見習いとして入っている姿は見たんですが、その一人と思われる錦笑さんが登場するようです。

お弟子さんの成長を見ることが出来るのも一門会の楽しみの一つです♪

順番は恐らく次の通り。

  • 錦笑、たらちね
  • 談笑、粗忽長屋
  • 吉笑、十徳
  • 笑二、景清

吉笑さんの十徳は聴いたことあるような気もするけど覚えてない、、、

笑二さんの景清は初めてのような気がします。

いずれにしても超楽しみ!

ゆるい雰囲気の中で気軽にいろんなタイプの噺家さんの話を楽しめる立川談笑一門会。それが2500円でたっぷり聴けるなんてなんてオトク!

次回は2017年3月28日(金)19時から同じく吉祥寺武蔵野公会堂で行われます。

興味のある方、時間のある方は来てみませんか?

武蔵野公会堂はどこにあるの?

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この記事を書いた人

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